100%再生可能エネルギーで24時間365日稼働するデータセンターの構築と運営に挑戦

エネルギー自給率が低い日本で、重要な資源として期待される再生可能エネルギー(再エネ)。KCCSは北海道石狩市で再エネを創り、さらにその再エネ100%で稼働するデータセンターを構築し、KCCS自らが運営する、という「地産地消モデル」への取り組みに挑戦しています。運営に関わる技術者は北海道で現地採用する計画を立てており、地域活性化も目指します。

プロジェクトメンバー

  • 経営企画部 水田 淳史

EPISODE.1 再エネによる循環社会の実現を目指して

再エネは、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できる重要な国産エネルギー源として国に定義されています。国の主導により、2030年には「再エネによる電源構成比率22~24%」という目標も掲げられていますが、再エネは発電量が自然条件に左右されることや高額な導入コストがネックとなっています。

KCCSはこれまで、太陽光発電所建設・保守などのエンジニアリング、再エネの予測制御を行うAI開発とその導入、1999年からデータセンターを構築・運用するなど、多様な技術を培ってきました。再エネ100%で運営する日本初の「ゼロエミッション・データセンター(ZED)」への挑戦は、こうした技術やノウハウの結晶でもあり、世の中にない新たなサービスを生み出し、社会に貢献することを目指す取り組みの一つです。

EPISODE.2 「地産地消モデル」により、コスト抑制と付加価値創出に期待

ゼロエミッションとは、排出物を出さない資源循環型社会システムのこと。データセンターは24時間365日安定した電力供給が必要になり、電気代も高額になります。北海道石狩市には、電力需要の100%を再エネで供給することを目指す区域「再エネ100%ゾーン」があります。風況も良く、間伐によって出る廃材も豊富なため、風力発電やバイオマス発電に適していることから、今回のZEDは北海道石狩市で構築。太陽光・風力による再エネを創り、バイオマス発電事業者からも再エネ供給を受けることで、データセンター運用を行っていく予定です。

太陽光・風力・バイオマス発電所からデータセンターまで送電線(自営線)を引き、再エネを直接供給してその場で使用する「地産地消モデル」とすることで、コストを抑えることを目指しています。また、独自開発したAIで電力の需要を予測制御し、再エネと蓄電池を組み合わせ、自然条件の影響を最小限に抑えて需給を安定させようとしています。冬場の雪を貯蔵してサーバ冷却に利用する雪氷冷房の仕組みも備えます。

世の中では再エネ100%で電力供給を安定させることや、コスト抑制が困難、と言われていますが、それらの課題を解決しながらもZEDが事業として成立すれば、再エネ利用の可能性を切り拓けると考えています。そして、この取り組みを通して地域に新たな雇用が生まれることを願っており、地域活性化にも貢献していきたいと考えています。

EPISODE.3 再生可能エネルギー100%での稼働まで、一つひとつの課題解決にあたる

ZEDは2021年中の稼働開始を予定しており、太陽光・風力・バイオマスの各発電所と順次連携し、最終的に100%再エネで稼働することを目指しています。現在は、蓄電池の有効活用や、発電量の予測と需要とのマッチングなどの課題解決に向け、一つひとつ調整や改善を進めている最中です。

KCCS システム設計係の一員として、 直面する課題を解決するために、IoT気象センシングやエネルギーAIの開発に携わり、部門内や関連部署、協力企業と打ち合わせを重ねる中で水田 淳史は期待を込めて次のように話します。

「KCCSには、企業としての利益追求だけではなく、さまざまな事業を通して社会全体に貢献しようという姿勢があります。このZEDが完成すれば、エネルギー分野の画期的事例となるはずです。再エネによる電力供給の価値が認められるようになり、社会からも広く注目されるでしょう。メガクラスの『再エネ地産地消モデル』の先駆者となるため、100%再エネのデータセンター稼働まで努力を続けていきます」。

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