「すべてのモノ」がネットワークにつながる。そんな未来を実現しようと、日本のIoTを陰で支える「Sigfox」

毎日の生活に欠かせない家庭用ガスの使用量、物流現場で大量に必要となる台車やパレットの所在地、河川の水位など、随時変化する情報を、「あらかじめ用意した通信回線」により人が出向くことなくインターネットを経由して自動的に取得する、これが一般的なIoTの仕組みです。しかし、5G、LTE、光ファイバなどハイスペックな通信回線やWi-Fi環境を用意しなくても、日本全国で、手軽に低コストでIoTの仕組みを用意できるシンプル仕様な通信回線が存在することをご存じでしょうか?たくさんの、いいえ、「すべてのモノ」がネットワークにつながるようになれば、日本の生活や産業の効率化はさらに進み、より良い未来が訪れると思うのです。KCCSはそんな未来を実現しようと2017年から「Sigfox(シグフォックス)」で日本のIoTを陰ながら支え続けています。

プロジェクトメンバー

  • LPWAソリューション事業部 K.U
  • LPWAソリューション事業部 N.N

EPISODE.1 低消費電力・低価格の「Sigfox」を日本各地に届ける

「Sigfox」は、無線通信技術LPWA(Low Power Wide Area)を代表するIoT用のネットワーク規格の一つでフランスのSigfox S.A.が提供しています。2020年現在で70カ国に展開されているグローバルなネットワークで、日本国内においてはKCCSがSigfoxネットワークを運営する唯一の通信事業者(Sigfoxオペレータ)となります。2017年2月にサービスを開始し、基地局を設置しながら国内のネットワークエリアを拡大してきました。エリア設計から、基地局設置のためのオーナー交渉、設置・保守までをKCCSが担当しています。現在では人口カバー率95%を超え、全都道府県でSigfoxをご利用いただけるようになっています。

Sigfoxは、1回のデータ伝送量はわずか12バイト。あえてセンシングに必要な最小限の仕様にすることでSigfoxは低消費電力を実現し、Sigfox搭載デバイスは電池で稼働することができ、設計や使い方によっては10年間電池交換なしで運用することも理論上可能です。仕組みがシンプルなため通信コストも低く抑えられます。またUltra Narrow Band(超狭帯域通信)によりノイズの影響を受けにくくし、見通しの良い場所では数10キロもの長距離伝送が可能、という特長もあります。
これらの特長から、Sigfoxは"センサ"を使った簡易的なトラッキングやモニタリングに適したネットワークになっています。動画送信やモビリティで利用する5Gのような大容量通信と比較すると、仕様だけでなく、インフラ構築や通信にかかるコスト面でも、対極にある技術といえます。
この仕様に合ったIoTを実現したいお客様に、低コストで、いろいろな「モノ」をつないでいただきたいと考えています。

EPISODE.2 すでに多くのパートナーが「Sigfox」のサービス活用を開始

KCCSは、Sigfoxを活用してエンドユーザーにIoTサービスを提供したい、と考えるパートナー企業とともにSigfoxを広げています。パートナー企業数は2020年3月現在で540社を超えており、デバイス、アプリケーション、インテグレーションを担当するパートナー企業に対して技術支援、パートナー間のマッチング、マーケティングなどのサポートをKCCSが行います。さらに、プロジェクト管理を支援することもあります。Sigfoxを使ったIoTサービスが広がることを願って、日本のIoTを陰で支えているのです。

既に多くの場面でSigfoxネットワークが活用されています。長期間のトラッキングやモニタリングが求められるサービスにおいては、メンテナンスにかかる人手やコストが軽減できることから、実際にSigfoxを活用できる領域は多岐にわたります。
産業分野では、水道・ガスの検針自動化、位置情報による物流トラッキング、農業や環境分野における温度・土壌の水分量センシング、構造物のひずみや傾きモニタリング、などに活用されています。また、GPSを使った子どもや高齢者の見守り、河川の水位監視、防犯カメラの異常検知という形で、住み続けられる安心安全な街づくりを目標とする社会全体の取り組みにもSigfoxは貢献しています。

これまでにない特長を持つネットワークだからこそ、新しい活用アイデアによってビジネスを創造できるチャンスが拡大します。KCCSは自らが掲げる「すべてのモノが『つながる』新たな未来へ」という目標に向けて、一歩ずつ着実に進んでいきます。

見守り LIFE 設備 facilities 防犯 security 物流・アセット LOGISTICS 社会インフラ UTILITIES 農業 AGRICULTURE 保守 MAINTENANCE 追跡 TRACKING 防災 SMART CITY

EPISODE.3 前例のないケースでも前向きに、「すべてがつながる」未来を目指していく

KCCSの中では新規事業領域のSigfox事業では、前例のないケースにチャレンジしながら取り組むことも少なくありません。想定外の課題が生じることもしばしばありますが、迅速な対応を心がけ、課題を乗り越えるよう努めています。

基地局設置にまつわる契約関係を担うN.Nは、前向きな思いを語ります。
「国内にSigfoxネットワークを整備するために、大変多くの基地局を設置していますが、私はその契約に関わる部門にいます。とても重要な仕事を任せてもらっていると思います。契約関連の仕事は初めてで、当初は契約書の記載内容の意味を一つひとつ調べることから始まりましたが、不明点は先輩や法務部門に質問を繰り返すことで、ポイントを押さえられるようになりました。今でも前例のない事案が発生すると悩むことがありますが、周囲の方にご支援いただきながら、クリアしていきたいと思います。これからさらに新しいことに挑戦する機会が増えると思いますが、自分の考えを持って、挑戦していきたいです」。

また、パートナー企業のサービス立ち上げをサポートしているK.Uは、プロジェクトを先導してパートナー企業を支援し、自らもサービスや技術に対する意識を高め、SigfoxによるIoTネットワークを活性化したいと語ります。
「サービスを検討中のパートナー企業様も、前例がない新事業ゆえのリスクを考慮して二の足を踏まれることも少なくありません。そうしたときはKCCSが先頭に立ち、お客様のプロジェクトを誘導することも必要だと考えています。実証実験に立ち会って技術や運用面での知見を得ることや、実際のエンドユーザーと対面してニーズを直接感じ取ることで、エンドユーザーにとってより最適な提案ができるように、そして、パートナー企業とともに私自身もスキルアップすることを目標に、日々チャレンジしています。私の活動でSigfoxネットワークを活性化したいと思っています」。

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