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タイムズコミュニケーション株式会社M2M向けモバイル通信サービス

タイムズ駐車場の遠隔モニタリングに高速・セキュアなM2M向けモバイル通信「Pilina WiMAX」を採用~駐車場のオーナーと利用者の安全・安心に貢献~

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(左から)京セラコミュニケーションシステム株式会社 ネットワークソリューション事業部 事業部長 森 丈志 / タイムズコミュニケーション株式会社 調査管理室長 浅井 雅彦氏 / 京セラコミュニケーションシステム株式会社 ネットワークソリューション営業課 課長 市川 稔

快適なクルマ社会の実現を目指すパーク24グループ。同グループのタイムズコミュニケーション株式会社(タイムズコミュニケーション)では、駐車場機器などの安全管理に向けて、独自開発した遠隔モニタリングシステムを全国各地のタイムズ駐車場に設置。大容量の映像データをリアルタイムに確認する際の通信手段として、京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が提供する「Pilina WiMAX」を導入した。高速のモバイル通信に加え、固定IPアドレスによるセキュリティの確保や、きめ細かなサポートが採用の決め手になった。

1.無人駐車場の安全管理に向け遠隔モニタリングで「見える化」

パーク24グループは人とクルマと街との調和のとれた「快適なクルマ社会」の実現を理念に、駐車場事業とモビリティ事業を展開している。駐車場事業では時間貸駐車場「タイムズ」を中心に、行政や病院施設などの来客用駐車場の管理・運営の受託、月極駐車場の管理など多岐にわたる業務を手掛けている。またモビリティ事業では、レンタカーサービスやカーシェアリングサービスなどを提供し、いつでも・どこでも安心してクルマが利用できる、ストレスのない社会を目指している。

タイムズコミュニケーション株式会社 調査管理室長 浅井 雅彦氏

タイムズ駐車場の多くが無人運営の駐車場のため、利用者に安全・安心を提供するためには状況の「見える化」が重要になる。「お客様が実際にどのように利用しているのか、機器のトラブルはどのような環境で起こっているのかなど、現場の状況を遠隔からモニタリングできる仕組みが欠かせません」。こう話すのは、駐車場の安全管理に必要な調査・分析などを行うタイムズコミュニケーション 調査管理室長の浅井 雅彦氏だ。

パーク24グループでは従来から駐車場の遠隔モニタリングに取り組んできた。例えば、駐車台数の多いゲート式駐車場では出口ゲート周辺に音声・映像システムを設置し、「駐車券を紛失した」といった利用者の緊急時の問い合わせに対応している。また街角でよく見かけるフラップ式駐車場では、装置のトラブルからフラップが動かなくなることも稀にあるという。そこで、「駐車場の状況をより鮮明に把握するため、新たなモニタリングシステムを自社開発しています」と浅井氏は話す。

2.固定IP対応のPilina WiMAXで大容量の映像データを確認

Parking、Moving、Securityの頭文字を取った「PMSシステムカメラ」(仮称)は設置・移設が容易なこと、高品質な映像をリアルタイムに確認できることをコンセプトに開発された。具体的には、モニタリングに必要なカメラ、録画装置、通信機器(ルータ)を1つの筐体にセットし、大容量の映像データを確認する際の通信手段として、WiMAXを採用している。

WiMAXは、下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbpsの高速通信が可能なほか、通信容量の制限がないといった特長がある。WiMAXを扱う事業者がさまざまある中で、KCCSの「Pilina WiMAX」を採用した理由について、浅井氏は「固定IPアドレスによるセキュリティの確保ときめ細かなサポート体制を評価しました」と述べる。そして、Pilina WiMAXの提案を行ったKCCS ネットワークソリューション事業部 ネットワークソリューション営業課 課長 市川 稔は「常に同じIPアドレスでインターネット接続できるため、端末の特定や端末ごとの適切なアクセスコントロールが必要なモニタリングシステムなどにも適しています」と固定IPアドレスのメリットを説明する。

ネットワークソリューション事業部 ネットワークソリューション営業課 課長 市川 稔

タイムズ駐車場は繁華街や住宅街などさまざまな場所にあり、無線電波の状況は場所によって異なっている。浅井氏は「KCCSは電波の状態を調べてモニタリングシステムの適切な設置場所をアドバイスしてくださるので大変助かっています」とKCCSの対応を評価する。そして、KCCS ネットワークソリューション事業部 事業部長 森 丈志は「単にWiMAX回線を提供するだけでなく、通信障害情報やお客様が利用されたデータ通信量などのレポート情報を提供し、導入後もPilina WiMAXを活用した業務を支援することが可能です」と他社とは一線を画す取り組みを述べる。

ネットワークソリューション事業部 事業部長 森 丈志

3.鮮明な映像で駐車場の状況をリアルタイムに確認でき安全・安心を向上

タイムズコミュニケーションでは、Pilina WiMAXを利用したモニタリングシステムを駐車場機器の稼働状況の把握などに活用している。Pilina WiMAXは工事の手間もかからず簡単に開通でき、設置や撤去を約30分程度で行えるという。また、カメラのアングル操作や映像の確認などは「スマートフォンを使い、外出先からでも手軽に行えます」と浅井氏は話す。

タイムズ駐車場イメージ

さらにほかのモバイル通信サービスに比べ、大容量の映像データを送信する「上り」も高速通信が行えるほか、サービスエリアもほぼ全国をカバーしている。「モニタリングシステムは全国各地のタイムズ駐車場へ必要に応じて設置しています。鮮明な映像でリアルタイムに状況を確認・把握でき、オーナー様やお客様の安全・安心に役立っています」と浅井氏は導入効果を述べる。そして機器にトラブルが発生した際は、再発を防ぐため開発部門に調査結果をフィードバックしたり、映像データの静止画を印刷し、オーナーに駐車場機器のトラブル原因を説明したりするなど、安全管理に活用している。

Pilina WiMAXによる録画データへのアクセスイメージ

現在は駐車場機器の安全管理が主な用途だが、浅井氏はモビリティ事業にもモニタリングシステムを活用できると考えている。例えば、カーシェアリングの返却・貸出の状況を映像データから収集・分析することで、会員データ以外の観点からより利便性の高いサービス提供も可能になるという。「KCCSでは、機械同士で情報をやり取りするM2Mに注力しています。Pilina WiMAXを活用したデジタルサイネージにおいても豊富なノウハウを持っており、さらに利用用途に応じたモバイルネットワーク (WiMAX・LTE・3G・PHS)も提供可能なので、モバイル通信と連携したさまざまな情報活用の仕組みづくりを支援できます」と森は述べる。

KCCSではこれからもさまざまなサービスを提案しながら、安全で便利なクルマ社会の実現を目指すパーク24グループのビジネスを支援していく考えだ。

取材時期:2013年12月
掲載日:2014年1月30日

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