技術情報

デバイスはいつまで使える? Sigfox利用開始から終了までのデバイスのライフサイクル

2020.09.30

デバイスと回線の関係

Sigfoxの回線はSigfox Buyで購入したり、 Sigfox Shield for Arduino、Breakout Board(SNOC製SMK製)をDevkit登録することで1年間利用できますが、ふとした時に、回線はいつまで利用できるのか気になったことはないでしょうか。また、Sigfoxクラウドを利用している時に誤った操作をして、回線が利用できなくなったらどうしよう、と思うことはないでしょうか?

Sigfoxの回線はTokenがデバイスに紐づいている間利用できるため、Tokenの有効期限がきれてしまう、もしくはデバイスからTokenを外してしまうと通信ができなくなります。


img-20200930-technical-01.pngTokenとは

Tokenとは回線の利用権です。
Sigfox Buyで回線を購入するとContractが発行されます。Contractとは、1日の通信回数やオプション等の契約のことで、購入した回線分のTokenを所有しています。このTokenがデバイスに紐づくことでデバイスからのメッセージをSigfoxクラウドが受信できるようになります。

(ContractとTokenについてはこちらもご参照ください)

Tokenの状態(Token State)をみると、デバイスが通信を行うことができる状態か確認できます。
(Device ListはSigfoxクラウドの上部Deviceタブをクリックすることで確認できます)

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デバイスのライフサイクル

ここからは基本的なデバイスのライフサイクルとTokenの関係についてみてみましょう。

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①デバイスの登録

Sigfoxの通信を利用するために、まずはデバイスをSigfoxクラウドに登録します。
Sigfox Shield for Arduino、Sigfox Breakout Board(SNOC製SMK製)といったDevkit(開発キット)を購入された方はDevkit登録を行ってください。Devkit以外のデバイスを利用される方、もしくは、Devkitを2年目以降利用される方はSigfox Buyで回線を購入します。

②初回通信

デバイス登録後、デバイスから初めてメッセージ送信を行い、そのメッセージがSigfoxクラウドで確認されると、デバイスにTokenが紐づき、通信が行えるようになります。
(デバイスのメッセージの送信方法については、各デバイスのマニュアルをご確認ください)

③デバイス稼働中

Devkit登録、またはSigfox Buyで回線を購入すると、初回通信後から1年間利用することができます。通信可能期間についてはDevice Information画面のToken Validity(Tokenの有効期限)を確認してください。Token ValidityはSigfoxクラウドで上部DEVICEタブをクリックし、Device Listから該当のデバイスIDをクリックすることで確認できます。

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④Off Contract

Token Validityを過ぎると、Sigfoxクラウドでメッセージを受信できなくなり、Token stateは、Invalid tokenとなります。その状態から、Sigfoxクラウドでメッセージを受信すると、Token stateがOff contractになります。

  • Invalid tokenの状態で受信したメッセージは、Sigfoxクラウド上で表示されません。

⑤Restart

Tokenの有効期限がきれたデバイスを再度利用する場合、新しいTokenをデバイスに紐づける必要があります。この時、Restartという機能を利用します。Restartすることで、新たなTokenを紐づけられる状態になり、その状態で通信をすることで新たなTokenがデバイスに紐づきます。

  • RestartはToken stateがOff contractの時のみ利用できます。Invalid tokenの状態の場合は、デバイスからメッセージを送信し、Off contactにしてください。
  • 新たなTokenをデバイスに紐づけるためには、未利用のTokenが残っている必要があります。

上部Deviceタブをクリックし、再度通信を行いたいDeviceIDをクリックします。

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右上部のRestartをクリックし、新たなTokenを紐づけられる状態にします。その後、通信を行うと、デバイスにTokenが紐づき、再度利用することができます。

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⑥Delete

デバイスをSigfoxクラウド上から削除します。故障などでデバイスを廃棄する時に利用する機能です。DeleteするとTokenが失われるので、デバイスを廃棄する(再利用しない)以外でDeleteは利用しないでください。

デバイスのメッセージが確認できないときはDeleteせず、こちらの記事をご覧ください。

以上がSigfoxデバイスの基本的なライフサイクルになります。
Sigfoxの回線はデバイスにTokenが紐づいた時から1年後のToken Validityを過ぎる、もしくはDeleteをすることでTokenが失われますので、ご注意ください。

著者情報

LPWAソリューション部 石田 優輝

Sigfoxを使って、もっとエコな世界を広げたいと思いKCCSに入社した大阪出身のエンジニア。いつも笑顔で、を座右の銘として日々精進してまいります。