技術情報
Sigfoxデバイス管理 - デバイス管理
2018.06.26
ここでは、Sigfoxバックエンドクラウドの使用方法を下記4点に関し説明します。
デバイスを登録し、使用するためには、上記1から4の操作を順に行っていただく必要があります。
Sigfoxバックエンドクラウドへのアクセス権により、ご利用できない機能があります。
Sigfoxデバイスについて
Sigfoxデバイスを登録する場合は、Device IDとPAC(認証コード)が必要です。このIDとPACはSigfox対応の通信モジュールに書き込まれた状態で出荷されますので、通信モジュールメーカーないし代理店にお問い合わせください。 DeviceIDとPACのリスト(例)は下記のようなセミコロン(;)区切りになっています。後に説明するデバイスの一括登録の際には、このファイルフォーマットに合わせたファイルをご準備ください(※Maker codeは不要です)
DeviceID; PAC; Maker code 0017B46C;A25CB56B5978E5DD;SIGFOX_TST_MAKER 0017B46D;30E2BD5AC98F639C;SIGFOX_TST_MAKER 0017B46E;FFAE71D10AD69EFF;SIGFOX_TST_MAKER 0017B46F;BA639C88408FE30C;SIGFOX_TST_MAKER 0017B470;59D808887B9A60BB;SIGFOX_TST_MAKER
デバイスの登録(複数登録)
デバイスの登録は、1台ずつ行う方法[New]と複数台をバッチ登録する方法[New series]の2種類が存在します。ここではバッチ登録[New series]について説明します。
登録先となるDeviceTypeはデバイスタイプ管理で登録した"温湿度センサーデバイスタイプ"に登録します。
まずは、Sigfoxクラウドの上部よりDEVICEタブをクリックし、右上にある[New series]ボタンをクリックします。
Device - Bulk creation画面が表示されます。
Batch name、Batch descriptionは、この一括処理(バッチ処理)の名前と詳細ですので、適当な名前を入れてください。
その他、設定項目について章立てで説明します。
Device name prefix
デバイス名のプレフィックスを設定します。(必須項目です)
例えば、0017B46CというデバイスIDのデバイスを登録する時、このprefixとして、ABC #と設定すれば、デバイス名としてはABC #0017B46Cとして登録されます。デバイス名を見るだけでデバイスタイプを類推できるようなprefixにしたり、ロット管理のためのprefixにすると便利かと思います。
Type
デバイスタイプ名を選択します。
Identifiers
デバイスIDとPACの一覧ファイルを選択します。ファイルフォーマットは上述の通りです。
End product certificate
認証番号がある場合
登録するデバイスがSigfox Ready certificate(P2認証)を取得済みの場合は、その認証番号を入力してください。認証番号はP_から始まる番号で、Sigfox Partner networkサイトからも確認可能です。
認証番号がない場合
登録するデバイスがSigfox Ready certificate未取得の場合は、Where can I find the end product certificate?をクリックし、☑Register as a prototypeにチェックを入れます。
デバイスの登録(単体登録)
デバイスの登録は、1台ずつ行う方法[New]と複数台をバッチ登録する方法[New series]の2種類が存在します。ここではバッチ登録[New]について説明します。
登録先となるDeviceTypeはデバイスタイプ管理で登録した"温湿度センサーデバイスタイプ"に登録します。
まずは、DEVICEタブをクリックし、右上にある[New]ボタンをクリックします。
Device - New画面が表示されます。
Identifier
登録するデバイスのIDを入力してください。
Name
登録するデバイスの名前を入力してください(任意の名前で問題ありません)。
例えば、Sens'it V3というデバイスを登録する場合、Sens'itV3#0017B46のようにデバイス名として登録しておけば、デバイス名を見るだけでデバイスの種類を確認することが容易になります。
PAC
登録するデバイスのIDのPACを入力してください。
End product certificate
認証番号がある場合
登録するデバイスがSigfox Ready certificate(P2認証)を取得済みの場合は、その認証番号を入力してください。認証番号はP_から始まる番号で、Sigfox Partner networkサイトからも確認可能です。
認証番号がない場合
登録するデバイスがSigfox Ready certificate未取得の場合は、Where can I find the end product certificate?をクリックし、☑Register as a prototypeにチェックを入れます。
Type
デバイスタイプ名を選択します。
Lat/Lng
デバイスの位置があらかじめ固定されている場合、登録時に緯度経度を登録することでSigfoxクラウド上から緯度経度を確認することができます。
デバイスの確認
登録が完了したデバイスは、DEVICEタブで確認できます。下図がデバイス一覧の表示例となりますが、表示項目を変更したい場合は、右上の「歯車」ボタンで設定変更します。
Token state
デバイスに割り当てられたトークンの状態を示します。SigfoxデバイスはContractで設定した回線(トークン)をアクティベート時に割り当てられます。DeviceTypeとContractについてはこちら。
Token state | 説明 |
---|---|
トークンが未割当。つまり、アクティベート前の状態 | |
トークンが割り当てられ使用可能な状態 | |
割り当てられていたトークンが切れた状態 |
デバイスメッセージの確認
アクティベート済みのデバイスのメッセージを確認することができます。DEVICEタブをクリックし、メッセージを確認したいデバイスのIdを選択後、左メニューのMESSAGESをクリックします。
メッセージの受信時刻(Time)、上りメッセージ(Data / Decoding)の他、Location、LinkQuality、Callbacksといった項目が確認できます。
項目 | 説明 |
---|---|
Time | メッセージの受信時刻(Sigfox基地局でメッセージを受信した時刻) |
Data / Decoding | メッセージ(16進表記) |
Location | デバイスの想定位置(メッセージを受信した任意1局の情報からの推定位置であり、Sigfox Geolocation Service(Atlas)の処理結果ではありません |
Link quality | 受信品質(Link qualityの詳細はこちら) |
Callbacks | Callback設定をしていた場合は、Callbackの成功不成功を表示します。アイコンをクリックすることにより、Callbackの詳細情報を確認できます |
Device 左メニュー
任意のDeviceを選択した時に利用可能な左メニューについて、下表にまとめます。
Menu | 説明 |
---|---|
INFORMATION | Deviceの情報ページ。編集、デバイスタイプの移動(Transfer)、メッセージ受信の休止(Suspend)、Disengage sequence numberが可能 |
LOCATION | デバイスの想定位置(メッセージを受信した任意1局の情報からの推定位置であり、Sigfox Geolocation Service (Atlas)の処理結果ではありません |
MESSAGES | デバイスメッセージの確認 |
EVENTS | デバイスのイベント(アクティベーション、シーケンス番号抜け等)の確認 |
STATISTICS | デバイスメッセージの受信状況を時系列グラフで表示 |
EVENT CONFIGURATION | デバイス単位で設定するEventの作成 |