技術情報

Monarch対応開発キット - UnaMKR -

2019.09.04

シンガポール・台湾のSigfoxオペレータUnaBizからSigfoxグローバル・シームレス・ローミング技Monarchに対応した開発キットUnaMKRが販売されています。

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UnaMKRは、Sigfox Monarchに対応した開発ボードであり、Arduino MRKZERO互換を持ったモードに加え、Modemモード、Embedモードが用意され、様々な視点でのIoT学習やプロトタイプ開発でもお使いいただけます。
海外シームレスローミング技術であるMonarchに関してはこちらも参考にしてください。

UnaMKRのハードウェア概要

UnaMKRは、各国のSigfox運用技術基準に対応した全RC(RC1~RC6)をサポートした通信モジュールを搭載しているほか、BLEモジュール、9種類のセンサ(BME680、LSM303)が内蔵されています。

内容詳細
サイズ 25 x 69 mm
質量 16g
Sigfox Monarch
Radio Configuration RC1、RC2、RC3、RC4、RC5、RC6
Bluetooth 5.0
アンテナコネクタ I-PEX SMA
搭載センサ 加速度、磁気、ガス、温度、湿度、気圧、照度、リードスイッチ、ボタン
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UnaMKRのオペレーションモード

UnaMKRは、下記3種類のモードが用意されており、通信モジュールにATコマンドで直接制御したり、Arduinoや内蔵されているST BlueNRG-2 SoCから制御することも可能であり、様々な試作開発シーンで有効な開発キットとなっています。

  • Modem:Sigfox通信モジュールをUSBシリアルケーブルに接続したPC等から直接ATコマンド制御するモード
  • Arduino:Arduino MKR Zeroから通信制御するモード
  • Embed:低消費電力デバイス向けST BlueNRG-2 SOCから通信制御するモード
モード消費電力量電力源センサ利用可否
Arduino +(多い) Arduino Pins
Modem -(少ない) Micro USB / DC 不可
Embed --(最少) Micro USB / DC

ArduinoモードとModemモードの切り替えはジャンパの切り替え、Embedモードへの切り替えはSTツールを使ったファームウェア更新が必要です。

海外ローミングに対応したLPWAソリューションを作ってみたいという方に適した開発キットかと思います。
内蔵されているLITEON社製通信モジュールも、技適取得済みですし、1年間の無料回線も含まれています。

こちらに各モードの使用方法をまとめています

著者情報

Products and Marketing Department 日比 学

京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)よりSigfox社(フランス)に出向中の元自称Sigfoxエバンジェリスト

  • KCCSから追い出され、フランスの片田舎で余生を過ごしています
Twitter:https://twitter.com/ghibi