パートナーブログ

低予算で始めよう!Inosensor ES DevkitではじめるIoT(中級編)

2021.02.17

Sigfoxエバンジェリストの西田です!わーわー。

 本ブログでは、複数回に分けてInnovation Farm株式会社の開発用キット「Inosensor ES Devkit」の利用方法を紹介しています!

3回目になる今回は、中級編をお送りします!

Inosensor ES Devkitって?

Inosensor ES Devkit」は、STマイクロエレクトロニクス社製の超低消費電⼒Sub‐GHz無線ICであるS2‐LPを採⽤したSigfoxモジュール「IFS-M01」を搭載した開発用キットです。

img-20210217-partnerblog-01.png

量産用のSigfoxモジュールを搭載したプロ仕様でありながら、初心者の方でも簡単に使い始めることができるのが特長です(1台から購入できるので、まだ入手していない方は、この機会に入手してみてくださいね!)。

Sigfox CallBacksに挑戦!

それでは、今回のテーマである「Sigfox CallBacks」に挑戦してみましょう。

これは、Sigfoxデバイスから送信されたメッセージをWebサーバーやメールなどに転送する仕組みで、他のサービスで言うWebhookと同じようなものです。

今回も、Qiitaの記事を参考に進めていきます。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ④(Sigfox CallBacks入門編)

端末からのデータをメールに送信!

まずは、端末からデータをメールに送信してみましょう。Sigfoxのバックエンドにアクセスして、DEVICE TYPEタブのCALLBACKSを選択し、右上の「New」をクリックします。

img-20210217-partnerblog-02.png

Callbackの作成画面になるので、「Custom callback」を選択します。あとは、Qiitaの記事通りに設定するだけで、簡単にメールを送る準備の完了です!

img-20210217-partnerblog-03.png

メールが届くかテストしてみよう!

登録が終わったら、実際にデータを送信してみましょう。「Inosensor ES Devkit」には、本体にボタンが搭載されているので、簡単にテストが可能です!

img-20210217-partnerblog-04.png

早速押してみましょう!

img-20210217-partnerblog-05.png

メッセージの受信に成功すると、MESSAGES画面にCallbacksのアイコンが緑色になったメッセージが追加されます。アイコンをマウスクリックすると、Callbackの内容が確認できます。

img-20210217-partnerblog-06.png

上部に[OK]と表示されているので、上手くいったみたいです。本当にメールが届いているのか見てみましょう。

img-20210217-partnerblog-07.png

無事、メールが届いていました!これで、外出先からでも、端末の状態を知ることができますね!便利!

Webhookにも挑戦してみよう!

最後は自分で作った外部サービスを呼び出すWebhookに挑戦してみましょう。以下のQiitaの記事を参考に進めていきます。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑥(位置情報活用編)

外部サービスを用意

まずは、Webhookを受け取る外部サービスを用意します。今回は、前述のQiitaの記事と同様、無料のレンタルサーバーにindex.phpを用意しました。

index.php
<?php
echo "hello world";

Qiitaの記事中にも説明がありますが、データを有効活用するのであれば、このプログラムの中で受信したデータを取得する処理を記述する必要があります。今回は、とりあえずWebhookの実験がしてみたいので、このまま設定に進みましょう。

Sigfoxバックエンドの設定

Sigfoxのバックエンドにアクセスして、DEVICE TYPEタブのCALLBACKSを選択し、新しいCallbackを作成します。

ChannelをURLにして、さきほどの外部サービスのURLと、送信したいデータのjsonフォーマットを指定すれば、設定完了です!

img-20210217-partnerblog-08.png

設定が終わったら、本体搭載のボタンを押してみましょう。

img-20210217-partnerblog-09.png

新しいメッセージが受信できました。緑色のアイコンをクリックすると・・・。

img-20210217-partnerblog-10.png

成功!Webhook形式で他のサービスを呼び出すことができました!

Sigfoxを使ったIoT製品を開発しましょう!

これで、中級編は終了です!Webhookを利用することで、さまざまなウェブサービスと連携できるようになったと思います。また、本記事では紹介しませんでしたが、Qiitaの記事にあるように、Data Advanced Callback を利用すれば、端末のLocation情報を取得することも可能です。ぜひ、トライしてみてくださいね!

最後に宣伝!

Innovation Farm株式会社では、IoT製品の作成を、アイデアの実現、PoCの作成から量産まで、一気通貫にサポートします!

img-20210217-partnerblog-11.png

また、当社で試作や量産・クラウドサービスを利用いただいた場合は、量産用の「IFS-M01」が超特価でご提供できると思います。ぜひ、ご相談ください!おまちしてます!

わーわー!

著者情報

Innovation Farm 株式会社

Sigfox エバンジェリスト 西田 寛輔
日々最新トレンドを追いかけている白衣のマイコン先生