- プレスリリース
システムの導入作業中のランサムウェア感染に関する調査結果のご報告
京セラコミュニケーションシステム株式会社が2024年10月2日に公表いたしました、奈良県 斑鳩町立図書館様のシステムのサーバがランサムウェアに感染した事案につきまして、図書館利用者様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと誠に申し訳ございません。
専門家による調査(フォレンジック調査)の結果、個人情報を含むデータが外部に流出した痕跡は確認されませんでした。詳細について下記のとおりご報告いたします。
今後、新たな公表すべき事実が判明した際には、速やかに弊社ホームページにてお知らせいたします。
記
1.調査等で判明した結果
- 個人情報を含むデータの転送など、外部流出を示す痕跡は確認されませんでした。
- 感染したランサムウェアの特長として外部にデータを流出させる機能がないことが確認されております。
- ダークウェブ※においてデータ流出を示す記録は確認されておりません。
※通常ではアクセスができない違法な情報の取引が行われるWebサイトの総称。
なお、弊社が委託を受けている斑鳩町立図書館様以外の図書館システムについてもすべてセキュリティチェックを実施し、影響がないことを確認しております。
2.原因
本システムの導入作業において、システム環境構築中のサーバへのアクセス設定に不備があり、ログインID・パスワードが解析され、外部からの不正アクセスが発生しました。
3.対策
専門家の設計・監修のもと、サーバ設定およびシステム内のすべてのパスワード設定の見直しを行いました。再設計・再構築するシステム環境におきましても、セキュリティ対策の強化を実施しております。併せて社内教育の徹底やチェック体制強化を行い再発防止に努めてまいります。
4.システムの稼働について
図書館利用者様には大変ご不便をおかけしており誠に申し訳ございません。セキュリティ対策を強化した新たな斑鳩町立図書館システムの稼働は11月1日を予定しております。
以上
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