第24回 図書館総合展2022_ONLINE_plus|「つながる・ひろがる・みつかる ~みんなのそばに図書館を~」をテーマにICT・AIを活用した図書館ソリューションをご紹介、4つのフォーラムを開催

2022年12月19日

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、2022年11月1日(火)~30日(水)に開催された「第24回 図書館総合展2022_ONLINE_plus」に出展しました。
図書館総合展は読書・学習・研究環境に関する最新技術と知見が一同に会する国内の図書館業界最大のイベントです。本イベントはWebサイトと小会場群(サテライト会場、カンファレンス会場)をつなぐハイブリッド形式で開催されました。

KCCSは「つながる・ひろがる・みつかる ~みんなのそばに図書館を~」をテーマに、ICT・AIを活用したさまざまなソリューションをオンラインブースで紹介しました。また4つのフォーラムをオンデマンド形式で開催しました。

オンラインブース展示|ICT・AIを活用した図書館ソリューションのご紹介

出展製品・サービス

フォーラム①|図書館×DX=新しい図書館の実践~SHELF EYE導入事例~

鹿児島市立天文館図書館の画像

基調講演

講演タイトル
図書館×DX=新しい図書館の実践~SHELF EYE導入事例~
講演者
鹿児島市立図書館 主査 中村 圭志 氏
鹿児島市立天文館図書館 館長 松田 優子 氏

鹿児島市立天文館図書館のロゴ

鹿児島市立天文館図書館は2022年4月に繁華街の商業施設内に開館した公共図書館で、会話や飲み物も楽しめる新しいスタイルの図書館として注目を集めています。天文館図書館はKCCSが提供するAI蔵書管理サポートサービス「SHELF EYE」を導入し、SHELF EYEを利用したセルフ貸出機を国内初採用するなど運用コスト低減や市民サービス向上を目的とした図書館のDX化に積極的に取り組まれています。こうした先進的な取り組みが評価され、2022年夏に開催された「夏のDigi田甲子園※1」に鹿児島県代表として出場されています。

本フォーラムでは、鹿児島市立天文館図書館にて行っている新しい取り組みについてご紹介いただき、その経緯やオープンまでのエピソードについてお話を伺いました。

  • ※1
    デジタルの活用により、地域の個別課題を実際に解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や、地域の産業振興につながっている事例を表彰する内閣官房の取り組み

KCCS講演

講演タイトル
「SHELF EYE」の導入効果を考察
講演者
ICT事業本部 ライフイノベーション事業部
事業部長 長野 伸幸

講演者の画像

天文館図書館における「SHELF EYE」の導入効果を数字で説明しました。またKCCSが考えるDX化された新しい図書館のカタチとして、仮想・拡張現実(XR)を用いた館内案内やAIを活用した選書、ロボットによる図書館業務のオートメーション化について紹介しました。

  • AI蔵書管理サポートサービス「SHELF EYE」は「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2022」にて準グランプリを受賞しました。

「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2022」について

フォーラム②|デジタルアーカイブの実用化について

講演者の画像

講演タイトル
デジタルアーカイブの実用化について
講演者
慶應義塾大学 文学部 図書館・情報学専攻 准教授 福島 幸宏 氏

講演者の画像

図書館にデジタルアーカイブを導入する際に考慮すべきことや運用で発生する課題などについて講演いただきました。講演後半にはデジタルアーカイブを運営されている図書館様からいただいた質問に回答いただきました。

フォーラム③|戦争とテロといじめに対して僕らは本で立ち向かう

講演者の画像

講演タイトル
戦争とテロといじめに対して僕らは本で立ち向かう
講演者
有限会社いわた書店 代表取締役 岩田 徹 氏

講演者の画像

お客様の置かれた状況や心情にあった本を丁寧に選んで届ける「一万円選書」というユニークな取り組みをされている「いわた書店」岩田氏に、世の中の不確実性が増す今、書店や図書館は何ができるのか、何を伝えていくべきか、選書の観点から講演いただきました。後半は図書館様から募集した選書や一万円選書に関する質問に回答いただきました。

フォーラム④|図書館×DX=新しい図書館の実践~AI・XR・ロボット技術の実践とさらなる進化~

講演者の画像

講演タイトル
図書館×DX=新しい図書館の実践~AI・XR・ロボット技術の実践とさらなる進化~
講演者
KCCS ICT事業本部 ライフイノベーション事業部
文教パッケージソリューション課 課長 内田 貴之

講演者の画像

KCCSが提供するサービスや研究開発中の技術を用いた図書館のDX化により、図書館サービスをどのように変えることができるのか、将来イメージや近未来の図書館像を動画で紹介しました。

ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。 KCCSは今後も公共図書館のDX推進を支援し、図書館運営の負担軽減、楽しくより快適な図書館利用に役立つ製品・サービスを提供してまいります。

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