IoTネットワーク「Sigfox」 LDC方式に対応したSigfoxライブラリの提供開始

2022.04.27

SigfoxのHP（https://build.sigfox.com/）において、電波送信時の無線リスニングが不要な無線通信方式である「LDC（Low Duty Cycle）方式^※¹」に対応したSigfoxライブラリの提供が開始されました。

これまで日本国内のSigfoxサービスは、無線通信方式としてLBT（Listen Before Talk）方式に対応していましたが、一般社団法人電波産業会が制定するARIB STD-T108^※²の1.4版において、新たに規定されたLDC方式に対応するものです。

LDC方式は、無線リスニングが不要で、回路構成もLBT方式より簡素化することが可能となるため、今後LDC方式に対応したモジュールがリリースされ、そのモジュールを採用したデバイスが開発・製造されることで、さらなる低消費電力と低コスト化を実現したデバイスが市場に供給されていくことが期待できます。

今後もKCCSはSigfoxの提供を通じてIoT市場の発展ならびに、すべてのモノが「つながる」便利で安全性の高い社会づくりに貢献します。

※1 ある一定時間に占める電波の発射時間を１％以内に制限しその範囲内で送信する方式。
※2 一般社団法人電波産業会によって制定された、低電力無線機器によるデータ伝送における標準規格。

▼LDCに対応したRadio Specifications（デバイスの無線仕様）
https://build.sigfox.com/sigfox-device-radio-specifications