- プレスリリース
京セラコミュニケーションシステムとSingleStoreが協業
企業向け生成AIの構築支援ソリューションを提供開始
2025年10月23日
京セラコミュニケーションシステム株式会社
代表取締役社長 河之口 達也
京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 河之口 達也、以下KCCS)と超低遅延AI対応の分散型データベースを提供するSingleStore, Inc.(本社:米国、最高経営責任者(CEO) ラジ・ヴェルマ、以下SingleStore)は協業契約を締結し、リアルタイムな意思決定や企業向け生成AIの構築支援ソリューションを2025年10月23日から提供開始します。
協業の背景
大量のデータを活用したリアルタイムな意思決定や、データのバッチ処理からオンライン処理へのニーズが高まる中、従来の技術では処理スピードの不足や導入コストの高さが課題となっています。また製造業向け生成AIの活用では、基幹システムや業務システム内の構造化データ(表データ)に加え、IoTデータや設計図面などのさまざまな非構造化データ(テキスト・画像)の取り込みがAI精度向上の鍵となりますが、それらデータの高速かつ一元的な処理技術が少なく、生成AI導入の成果を発揮するまでに多大な工数を要している現状があります。
本協業では、これらの課題に対し、SingleStoreの構造化データおよび非構造化データを統合的に高速処理することができる技術と、KCCSが開発した連携システムを組み合わせることで、リアルタイムな意思決定や企業向け生成AIの構築支援ソリューションを提供します。
企業向け生成AIの構築支援ソリューションの提供イメージ特長・利用シーン
表データの高速アクセス・分析や、表データとテキスト・画像データなどをハイブリッド検索・分析する技術により、データを活用したリアルタイムな意思決定や、顧客が望む内容・精度を満たす企業向け生成AIの構築支援ソリューションを提供
<一例>
- 金融業:不正検知システムでのリアルタイム取引監視による不正利用防止
- 製造業:品質管理の検査データと不具合報告書の紐づけ検索による業務効率化
- 小売業:POSデータなど大量データのリアルタイム分析による販売戦略の最適化
- 情報通信業:顧客の契約情報と問い合わせ履歴のリアルタイムな統合検索による業務効率化
今後の展望
両社は本協業やソリューション提供を通じて、日本企業における生成AI活用の推進に貢献してまいります。また、KCCSは2026年度中に30社への提供を目指します。
会社概要
京セラコミュニケーションシステム株式会社
所在地:京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6(京セラ本社ビル内)
代表者:代表取締役社長 河之口 達也
URL:https://www.kccs.co.jp/
SingleStore, Inc.
所在地:388 Market Street, Suite 860, San Francisco, CA 94111, USA
代表者:最高経営責任者(CEO) ラジ・ヴェルマ(Raj Verma)
URL:https://www.singlestore.com/![]()
日本法人:2025年7月末登記、2025年8月5日事業開始
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