- プレスリリース
石油資源開発株式会社「JAPEX苫小牧蓄電所」の建設を開始〜電力系統の安定化と再生可能エネルギーの普及拡大に貢献〜
2025年10月06日
京セラコミュニケーションシステム株式会社
代表取締役社長 河之口 達也
京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:河之口 達也、以下KCCS)は、石油資源開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山下 通郎、以下JAPEX)より「JAPEX苫小牧蓄電所」のEPC(設計・調達・建設)業務を受注し、2025年10月から現地での建設を開始しました。
近年、脱炭素社会の実現に向け再生可能エネルギーの導入が加速する一方、電力の需給バランスを保つことが大きな課題となっています。この課題解決策として注目されている「系統用蓄電池」は、レジリエンスを高める上で電力の安定供給と持続可能な社会の実現に貢献する重要なソリューションとして注目されています。
KCCSは、京セラグループの一員として長年にわたり培ってきた太陽光発電事業における豊富な実績と独自の技術力を生かし、「系統用蓄電池」建設事業への取組みを強化しています。
このたび着工する「JAPEX苫小牧蓄電所」は、2027 年秋頃の運転開始を予定しているJAPEX初となる特別高圧の系統用蓄電池設備※です。KCCSの計画・設計から資機材の調達、建設工事までをワンストップで提供できる総合力と、それを支える確かな技術力が評価され、今回の受注につながりました。
なお、本事業はJAPEXが資源エネルギー庁の令和6年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されたものです。
KCCSは、今後もクリーンエネルギーの普及と脱炭素社会の実現に貢献するとともに、系統用蓄電池の設置から運用・保守まで一貫したサービスを提供することで、持続可能な未来の創造に貢献してまいります。
系統用蓄電所の概要
設置場所 | 北海道苫小牧市字沼ノ端(JAPEX 北海道事業所構内) |
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設備規模 | 出力:20MW/容量:約106MWh |
建設開始 | 2025年10月 |
運用開始 | 2027年秋(予定) |
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※電力契約の「特別高圧」区分(契約電力が2,000kW以上、または電圧が7,000V超)に該当する大規模な蓄電設備。
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