2017年07月06日

京セラコミュニケーションシステム株式会社
坂元 敏彦

2016年9月、政府の「働き方改革実現会議」がスタートしました。少子高齢化に伴い、労働者人口の減少が進む中、長時間労働による弊害是正含め、今まさに労働環境改善のための動きとして「働き方」の"改革"が始まっています。しかし、「働き方改革」=「短時間労働」へのシフト、定時退社による私生活の充実、消費活性化のための毎月末金曜日のプレミアムフライデー導入など、労働時間の短縮が、個人の「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」の向上に繋がるとの誤解を生んでいる気がしています。

政府が推進する「働き方改革」は、単に残業時間の上限規制を行い、労働制度を見直すだけで実現するものではありません。そこには、お金の使い方、時間の使い方、人の使い方(労力)を見直し"改革"する必要があります。定時間内でこれまで以上の成果を上げられる「働き方」に改革しなければ実現しないのです。短時間労働に改善された分、労働成果(収入)が減り、支払われる賃金が減ってしまっては、誰のための「働き方改革」なのかわからなくなります。

そのためには、日頃から"昨日よりは今日、今日よりは明日"とその働き方を創意工夫する習慣のある組織、組織のリーダーを中心に"生産性向上"に向けてチーム全員で取り組む風土が必要となります。企業(法人)としての経済的余裕、時間的な余裕、精神的な余裕が「働き方」を改革する原動力となるのです。それはまさに「アメーバ経営」が目的とする取り組みでもあります。

先日、「アメーバ経営」を導入された私の担当するお客様の報告会に出席しました。当初の「アメーバ経営導入の目的」の中には、"経営者意識を持ったリーダーを中心に独立採算で運営することで、「ロマン」と「ソロバン」、顧客価値と生産性のバランスがとれた経営を実現する事を目指す"と掲げられていました。

報告会終了後のコンパでは、部門リーダーの掛け声で、チーム全員が今期目標の"時間当り"金額を表明されるなど、働き甲斐のある活気ある組織づくりができてきていることに感激しました。「残業ゼロ運動」や「有休取得率100%」にも取り組まれており、「アメーバ経営」導入は「働き方改革」にも通じる経営手法であると再認識した報告会でした。

現在、この法人では「経営会議」「リーダー会議」へのオブザーブ参加(有料)も受け入れておられます。「アメーバ経営」導入後の法人の"働き方"に関心のある方は、是非参考にしていただきたいと思います。

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