組織を常に心身ともに頑健な状態に磨き上げる

2016年12月28日

京セラコミュニケーションシステム株式会社
松井 達朗

私は、アメーバ経営がうまく実践されている姿とは、どのような姿かを考え続けています。それは、完成された静的な姿ではなくて、常に、より良くありたいと向上心を持ち努力し変化し続ける動的な姿です。一人の心身ともに健康な人の体のような状態。向上心を持って、体も心も鍛え続けている状態です。

私は、アメーバ経営の実践において、トップの意思が、正確に早く完璧に社内の隅々に浸透するように鍛え上げることが重要と考えます。トップの意思とは、人間でいえば脳の判断情報です。判断するためには、五感で感じるすべての情報がよどみなく瞬時に脳に伝わり、脳が判断し、体の各所に適切な指示をして、文句一つ言わず指示通り動くということです。

また、条件反射のように、身の危険を感じた(すなわち、経営上の重大な問題とか、緊急を要する事案が発生した)時に、いちいち脳の判断を仰がなくても、瞬時に適切な判断と行動がとれるという状態。会社や組織をこのような状態にしようとすれば、まず、全員が同じ情報をタイムリーに共有していなければなりません。一部の人が経営情報を見て、指示を出し、大勢の人は、指示の範囲内で動くということではとてもこの状態にはなりません。ガラス張りの経営・全員参加の経営が必須となります。

また、判断や情報がよどみなく瞬時に伝わるためには、何を目指してやっているのかという経営理念や経営目標が共有され、考え方のベクトルが揃っていなければなりません。ベクトル合わせのためには、普段からフィロソフィ教育を徹底する必要があります。

幹部やリーダーの皆さんは、このような状態を常時作り上げることに「鍛練」・「練磨」というような厳しい言葉で表現されるような努力をし続けることを『リーダーの日常』としていただきたいと考えます。

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