全員参加経営を実現するためには、ひとりひとりの心を通わせ一つになる土台づくりが大切

2015年12月03日

京セラコミュニケーションシステム株式会社
早川 啓介

我々京都支社にて、社内行事であるレクリエーションが実施されました。今回の目的は「部門、職制の垣根を超えて、ひとつになってとにかく楽しもう!!」。勿論、全員参加です。

レクリエーションは、バスでの移動中のレクリエーションからはじまり、宿泊施設での夜のレクリエーション(決起コンパと演芸大会)と休む暇もない1泊2日の企画となっています。チーム対抗戦で点数を競い合います。チームは役員、部長クラスを軸に編成(部署はシャッフル)します。バスレクや演芸大会は単に勝敗を競うだけでなく、レクリエーションを通じて社員の心が一つにまとまることを狙いにしています。また、幹事団を結成し、幹事団と管理部門は運営にあたり、当日のみならず、開催までの期間中、下見からタイムスケジュールの策定などのフォローに加え、社員自らが準備にも参画し目的達成できるように役員や責任者へ働きかけるフォローも行っています。

演芸大会(8分間で余興を競い合う)はチーム対抗であるため、1か月ほど前より業務終了後や休日を利用し、優勝を合言葉に役員、上司、先輩関係なく、企画及び練習を積みかさねていきます。基本、若手が余興の企画をし、役員、上司、先輩を配役します(限度を超えない範囲で配役:女装なども有)。回を重ねるごとに、日頃、会話の少ない他部門のメンバーとコミュニケーションがどんどん増え、不思議なくらいパートナーとしてチームが一つにまとまっていきます。レクリエーションの近くともなると、組織をこえて、仕事の悩みや今後の会社の展開を語りあうコンパを実施することもしばしば。

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演芸大会終了後の結果発表では、下位チームからの順位発表を行いますが、順位関係なく、拍手と歓声が起こっていきます。勿論、優勝チームのメンバーは喜びを隠しきれず、抱き合い、何度もガッツポーズするものも。

レクリエーション以降、若手社員からは、「演芸大会と聞き、初めはドン引きしたが、とにかく楽しかった。」との意見に加え、「達成感、充実感があった。」、「レクリエーション後は、従来、話をする機会のない責任者や社員と話をする機会が増えた。」、「一体感を感じ、素晴らしい社風と底力を感じた。」など、多くの若手社員より感想を聞くことができます。

たかがレクリエーションですが、京セラグループでは創業時より、コンパのみならず、社内行事を企画・実行することで、職場や業務を超えて社員同士が直接触れ合い、語り合うことで互いの信頼関係を深めるとともに、社員同士の結束力を高める場としてきました。業務だけではなく、社内行事により培われた信頼関係を経営のベースにもしてきました。まさに「心の経営」を実践しています。一体感を持って目標達成できる企業風土をつくりあげていくためには、社員の心が一つになる機会を多く持つことは大変重要なことだと考えます。

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