2013年10月18日

京セラコミュニケーションシステム株式会社
細谷 是晴

先日、プロ野球や高校野球で仕事をしておられる「ビールの売り子」さん達の舞台裏がフジテレビの「とくダネ!」で紹介されていました。「ビールの売り子」達は18歳~20歳位の若い女性が中心だそうです。また、それ位の年齢の方々が、いかにしてオーダーを獲得するか、いかにしてオーダーから提供までの時間を短縮するかに知恵を絞っている姿には目が釘付けになりました。いかにしてオーダーを獲得するか(お客様がどのタイミングでサービスを欲するか)は、まさに、知恵と実経験から裏打ちされたものであり、まさにお客様がどのタイミングでサービスを欲するかを考え抜いた一挙手一投足であったことが良く分かりました。

また、プロ野球の場合、1試合(平均2時間30分前後)の中で370杯を売ったことのある女性が紹介されていました。実に1分間に2.5杯の脅威的な数字であります。この女性は、「常連客リストがある」「どこに座っていたどのような方に何杯もオーダーしていただいた」「どのような雑談をした」「家族構成はどういう方か」といった情報が頭に入っており、次にオーダーを受けた際に、挨拶するというから驚きである。お客様へのインタビューからも「必ず、あの子から買う」「声を聴いたら直ぐ耳に飛び込んでくる」とインタビューに答えられていました。

「ビールの売り子」に限らず、どのような分野で活躍している人でも、やはり成果を上げる人は、「日々追いかけている高い目標がある」「日々誰にも負けない努力をしている」そして、「お客様の欲するサービスを常に意識して探している」そう言う人であることを改めて再認識しました。これは企業経営においても同様です。「高い目標に向けて努力をし、常にお客様のことを考えている」このような人材が成果を上げ、このような人材の多い企業が発展しています。いつの時代にもどのような場面においても通用する本質が、ここにあると思います。

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