2012年07月12日

京セラコミュニケーションシステム株式会社
細谷 是晴

「常に感謝だ。他人に対して感謝できる時は、自分以外の周りが見えている時。そのような時は、心に余裕がある時だ。心に余裕がある時は、常に良いプレーができる」これは、サッカー日本代表の長友祐都選手の言葉です。

先日、長友選手の特集をやっていましたが、聞けば、高校時代まで無名選手で、大学では、2年生までサッカー部応援団の一員として太鼓を叩いていたそうです。そのような選手が5年後の今、名門インテルに在籍しているという経緯を知りました。このような経歴からも、人一倍強烈に、支えてくれている仲間への感謝の気持ちと、皆のためにも努力しなければならない気持ちが強いのでしょう。

先日、Wカップアジア最終予選がありましたが、試合終了後のインタビューには感銘を受けました。「俺が、俺が」という選手は一人もおらず、自分を支えてくれた他の選手を称えてるものであり、そして、試合を支えてくれた周囲のスタッフ、応援してくれた観客に対する感謝の気持ちを真っ先に伝える姿ではないでしょうか。加えて、その結果に安住せず、常に、全員の実力はこんなもんではない、もっと実力、チームの良さをいかんなく発揮するためにはという視点で出てくる客観的かつ冷静に試合を振り返った明日からの決意ではないでしょうか。

このような相手に対して常に感謝する姿勢、加えて、冷静に自分たちを客観的に分析して総合力を発揮しようと考え抜く姿勢は、何もスポーツの世界だけに言えることではなく、常日頃、組織の中で仕事を進めている私たちにも、言わずもがな、そうあらねばならない、心しなければならない、また、なくてはならない姿勢であると思います。お互いにそのような姿勢があれば、常に良いプレーができる、良い仕事ができるのだと思います。現在私は、医療・介護業界のお客様を担当させていただいておりますが、やはり、このような姿勢で取り組まれている方は、周囲からの協力も得られ、お客様からも喜ばれ、是非この方にサービスをお願いしたいと思っていただける方が多いように思います。良いプレー、良い仕事に通じる普遍的な事であるのだと改めて思います。

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