平井精密工業株式会社アメーバ経営コンサルティング

「思い」を高め、「全員参加」を実現する

アメーバ経営を導入して18年、経営会議の回数は214回を数えました。これまでを振り返ると、リーダーとメンバーの「思い」を高め、「全員参加」を目指す歩みであったと思います。

アメーバ経営導入初年度、工場のリース償却が終了したこともあり、前年対比5倍の利益を計上することができました。しかし、アメーバの運営はリーダークラスが中心で、全員参加には程遠い状態でした。メンバーは経費科目もすべては理解できておらず、一人ひとりに「これが消耗品だよ」と現物を見せながら教えて回ったことを思い出します。何回も説明するより、現物を見せることの大切さを学びました。

平井精密工業株式会社
代表取締役社長
浜田 安弘 氏

どうすれば全員参加できるのか?この疑問を掘り下げるうちに、取りまとめただけの数字、「思い」の込められていない数字では全員参加にはならないのだと気づきました。

リーダーがメンバーに「思い」を語り、全員参加の経営を実現する――。それが私の期待です。しかし、その私の思いは十分には伝わらないこともありましたし、同じことを伝えてもリーダーによって受け止め方はさまざまでした。

人間は、相手の思いを推測して判断する「ソフト」をそれぞれもっているのだと思います。そのソフトに合わせたインプットをしなければ、思うようなアウトプットは出ないと反省を込めて感じています。私からリーダーへ、リーダーからメンバーへといかに思いを伝えていくかです。

リーダーが代わるとアメーバも変わるという体験もしました。リーダーの受け止め方がそのままアメーバに伝わりますから、リーダーはアメーバの「作業標準」だと思います。アメーバはリーダー次第であり、その意味で人材の選抜も行ってきました。リーダーという存在の大きさを実感しています。

人材育成については、実は社長である私自身の成長が最も重要なのだと思っています。社長にできないことを部下にやらせることは難しいものです。まず、自分自身が成長しなければなりません。

はじめに、トップ自身が何ができる人を求めているのか明確にする。それが育成の具体策につながります。さらに部下のレベルを把握して、レベルに合わせた指導を行う。もちろん、指導の結果はどうであったかという確認も怠ってはなりません。

2012年は大変厳しい環境が予想され、何とかしなければ社員の生活は守れません。そして対策を打つのはまさに「人」です。人が育たず錆びついてしまえば、環境の悪さに殉ずるしかないと思っています。だからこそ、私自身が成長し、リーダー、メンバーの「思い」を高め、「全員参加」を実現していきたいと思います。

最近、改めて「一生勉強」の意味を感じます。私もまだ知らないこと、できていないことがあります。会社の現状、社員の思いの強さを知り、社員の物心両面の満足を達成できるように頑張っていく。そのように「思う」ということが、私の新年を迎えての思いです。

  • アメーバ経営倶楽部機関誌「Amoeba Management Report」Vol.3より転載

2016年12月28日

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