株式会社関水金属アメーバ経営倶楽部

鉄道模型を製造する製造技術を大切に考え、社内一貫生産を貫き続ける

鉄道模型の「KATO」ブランドで国内外に知られる株式会社関水金属様。1957年に金型の技術力に強みを持つ「関水金属彫工舎」として創業され、1965年には日本初のNゲージ鉄道模型を発売されました。以来、本物にこだわり、企画・開発からアフターフォローまで、すべての工程を自社で行う社内一貫生産に取り組まれています。現在では、日本国内だけでなく世界中の鉄道模型ファンの熱い期待に独自の技術力で応えていらっしゃいます。

―鉄道模型の老舗メーカー として国内外で素晴らしい事業展開をされている関水金属様は2011年よりアメーバ経営倶楽部のプレミアム会員です。アメーバ経営を導入された理由をお聞かせください。

私が創業者である父から社長を受け継いだのは、2004年です。当時、業績は悪くありませんでしたが、幹部の高齢化などの問題を抱えていました。2009年にKCCSから届いたダイレクトメールが目に留まり、セミナーに参加したことが契機となりました。それ以前から社員のやる気を引き出すアメーバ経営の手法や哲学は強く印象に残っていて、頭打ちになっていた業績を伸ばそうと導入を決めました。

アメーバ経営は、導入当時の経営課題の一つを劇的に改善させました。それは「納期遅れ」です。営業部門と生産部門で社内売買が発生するようになり責任の所在が明確化され納期遅れは自然となくなりました。全従業員に各アメーバの正確でタイムリーな経営情報を提供し、それが現場に「利益を出す」という採算意識を強く持たせる。今ではマスタープラン達成に向け、全社員が一丸となって仕事に取り組んでいます。

―今後、アメーバ経営に期待することがありましたらお聞かせください。

アメーバ経営には、日本を代表する経営手法になってほしいですね。私自身、アメーバ経営を実践しその効果を実感する中で、喜びと驚きを感じています。導入企業の一社としてアメーバ経営がさらに世に広まり、日本を代表する経営手法として世界に向けて発信されるべきだと感じています。

―アメーバ経営倶楽部のセミナーの感想や聞いてみたい講演テーマがありましたらお聞かせください。

今後は、人事評価制度やシステムをさらに浸透させて、部下の心を掴んで部門経営に引き込むリーダーを応援したいですね。

  • アメーバ経営倶楽部機関誌「Amoeba Management Report」Vol.14より転載

2016年12月28日

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