特別企画
インタビュー

今求められるマルチクラウド環境を実現するために!
~「Cloud Ace」でGoogle Cloud Platformの導入から運用までトータルにサポート~

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)では、自社データセンターで培ってきたインフラ構築・運用の実績と、時代の一歩先を行くIT技術を駆使し、プライベートクラウド、パブリッククラウド、オンプレミスを連携するインテグレーションから、ネットワーク接続、運用監視までトータルなソリューションを提供する。

昨夏、新たにGoogleのビジネス向けソリューションを手がける吉積情報株式会社(吉積情報)とのパートナーシップのもと、「Google Cloud Platform」(GCP)の利用を支援するマネージドホスティングサービス「Cloud Ace」をパブリッククラウドのサービスメニューに加え、企業の多様なニーズに対応している。

INDEX

1.クラウドの見直しを迫る企業のIT環境の変化

企業のIT基盤としてクラウド利用が拡大する中、先行導入した企業はクラウドの統合や再構築などの見直しを迫られている。具体的な例を挙げると、構築スピード重視でパブリッククラウドを導入し、システムを拡張し続けた結果コストが割高になり、価格や機能面の考慮から柔軟性の高いプライベートクラウドに切り替えたいというケース。そのほかにも、サーバOSのサポート終了を契機に、ハードの保守や管理費用、商用ライセンスなどの費用負荷を抑えるために、コストメリットの高いオープンソースソフトウェア(OSS)をベースにしたクラウドサービスへ移行を希望するケースなどが挙げられる。

また企業のクラウドに関する要件も千差万別で、情報系システムはパブリッククラウドを利用しても、ミッションクリティカルな業務系システムはセキュリティの観点からプライベートクラウドやオンプレミスで運用したいというニーズもあるようだ。

プラットフォーム事業本部 クラウドサービス部 部長 長澤 宏起このような企業を取り巻くクラウド環境のトレンドをキーワードで表わすと、「多様化・短期化・低コスト化の3つが挙げられます」とKCCS プラットフォーム事業本部 クラウドサービス部 部長の長澤 宏起は述べる。そして「多様化する企業のIT環境に対し、最適なインテグレーションを行うには幅広い知識と豊富な経験を持つことが重要です」と強調する。




2.企業に適したIT環境を優れたコストパフォーマンスで提供

多様化・短期化・低コスト化する企業ニーズに応えるクラウドを提供するのがKCCSのトータルソリューションである。バーチャルプライベートクラウド「GreenOffice On Demand」(GOOD)を核に、パブリッククラウドやオンプレミス環境など、企業の多様な要件に対応できるインテグレーションサービスだ。お客様のシステムがどのクラウドに適しているかを見極めて提案し、設計を含めたインテグレーションを行う。またプライベートクラウド、パブリッククラウド、オンプレミス環境をセキュアかつ高速に接続するネットワークや、運用スペシャリストによる統合運用監視サービスも提供する。

KCCSは、1999年からデータセンター事業を開始し、ネットビジネスから企業のIT向けインフラ構築・運用まで、豊富な経験とノウハウを持つ。「歴史あるデータセンターでの経験と、新たに蓄積している技術やノウハウを活かし、たとえITリソースが分散配置されている場合でも、KCCSの中央監視センターで運用を統合し、高品質な運用監視を提供しています」と長澤は説明する。

またトータルソリューションの特長について、「お客様企業にとって適したIT環境を優れたコストパフォーマンスで提供できることです。それを実現するためにも自由自在にインテグレーションを行えるように備えています」と長澤は述べる。ネットワーク接続、運用監視、ベンダー調整やお問い合せも代行するなどワンストップで提供できるため、企業の管理コスト削減に貢献できるという。またOSSの活用も特長だ。例えばデータベースのOSSとして実績のあるMySQLを取り扱い、チューニングによる動作改善も行う。中央監視センターではOSSをベースに独自開発した運用監視システムを使用し、高品質なサービスを低コストで提供することができる。

■KCCSのトータルソリューション

KCCSのトータルソリューション

3.GCPの導入から運用までワンストップで対応

昨夏、KCCSはGoogleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」(GCP)の販売を手がける吉積情報とのパートナーシップのもと、新たなパブリッククラウドの選択肢としてGCPをサービスメニューに追加している。

そして、GCPの利用をサポートするのがマネージドホスティングサービス「Cloud Ace」である。GCPの導入・設計に深い知見を持つ吉積情報と、データセンターのインフラなど運用・保守で豊富な経験を持つKCCSがタッグを組み、ワンストップで企業の多様な要望に応える体制を整えている。

Cloud Aceは、GCPを試してみたいという企業に適したライトプランと、フルマネージドで手軽に運用したいという企業に適したマネージドプランのパッケージを提供する。このほか、オプションサービスとして支払代行やシステム移行、SSL証明書設定などを用意し、日本の商習慣に合わせて日本円での課金や支払いも可能だ。

吉積情報株式会社 代表取締役 吉積 礼敏氏Cloud Aceを開発・提供する吉積情報 代表取締役 吉積 礼敏氏はGCPの優位性について「GCPはビッグデータ解析のBigQueryのみならず、他のパブリッククラウドサービスと同等の機能を備え、多くの優れた特長を持っています」と述べる。Google AppsなどGoogleが提供するサービスを支える信頼性の高いインフラを利用できることもその一例だ。膨大な問い合わせを支えるロードバランサにより、アクセスの急増にも対応するという。

また、BigQueryなどGoogleのサービスとの連携が容易に行え、Google AppsのアカウントがあればGCPのユーザ登録は不要だ。吉積情報ではGoogle Appsと連携し、GCP上で動作するワークフローなどのシステム開発とCloud Aceを組み合わせて提供している。そのGCPのビジネス利用に欠かせないサービスの監視や運用などはKCCSが実施する。さらに、Googleが閉域網として提供予定のGoogle Cloud Interconnectなどのメニューを拡充し、GCPの利用環境を強化していく考えだ。

このようにクラウドの選択肢が増えることで、企業はGCPや他クラウドをうまく使い分け、ITリソースの最適化が行えるようになる。「業務系システムはGOODのプライベートクラウド、情報系システムはパブリッククラウドというように、企業ニーズに応じたサービスを適材適所に組み合わせ、IT環境とコストの最適化ができ、統合的な運用監視も可能です」と長澤は述べる。

企業IT基盤の統合や再構築のニーズが高まる中、KCCSではプライベートクラウド、パブリッククラウド、オンプレミスを連携させ、企業のIT環境に応じたクラウド導入から運用までトータルにソリューション拡充していく。

※Google Cloud Platform、Google Appsは、Google Incの商標または登録商標です。

取材時期:2015年2月
掲載日:2015年2月26日