株式会社サンリオ様 モバイル通信から始めて、iPhone・iPadも含めたリモートアクセスをすべてアウトソーシング リモートアクセスサービス「NET BUREAU」

(左)株式会社サンリオ 情報システム部 IT推進課 係長 小暮 理子氏 (右)京セラコミュニケーションシステム株式会社 コミュニケーションサービス事業部 エンタープライズサービス課 前川 智明

株式会社サンリオ別ウィンドウで開きます

  • 創業:1960年8月
  • 住所:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7
  • 事業概要:ソーシャル・コミュニケーション・ギフト商品の企画・販売など

人々の生活の隅々に浸透しているキャラクター「ハローキティ」を筆頭に、多くの人気キャラクターを創り出しているのが株式会社サンリオ(以下、サンリオ)だ。同社は百貨店のサンリオショップ用のデータ通信にKCCSのモバイル通信サービスの利用を開始、その後同社のリモートアクセス全体をKCCSにアウトソーシングした。そして、現在では海外との通信やiPhone・iPadなどの新しいデバイスでの利用まで、リモートアクセスによる業務の効率化、新たなワークスタイルの創造を図っている。

1. 「ハローキティ」など人気キャラクターを創造

株式会社サンリオ 情報システム部
IT推進課 係長 小暮 理子氏

キャラクターは人々の生活の隅々にまで浸透し、ぬいぐるみなどキャラクターグッズの範疇にとどまらず、食品、家電製品、航空会社や鉄道、公共機関に至るまで、イメージアップや販促のためにも使用されている。その中で、人気キャラクターとして、日本のみならず海外でも109ヶ国、年間5万種類ものグッズが販売されているのがハローキティだ。

ハローキティを開発したサンリオは1960年の創業以来、「人類が最初に住み始めたといわれる河のほとりに聖らかな文化を築き、そこに集まる人々がお互いに思いやりを持ち、仲良く暮らせるコミュニティ(集団)を作りたい」という願いの下に、今日まで事業を展開してきた。「私たちは国内のサンリオショップをはじめ世界中のお店で商品を販売していますが、それらをソーシャルコミュニケーション・ショップと位置づけ、単に商品を販売する場所ではなく、訪れるすべての人々に心の充足感を味わっていただける、コミュニケーションの場として考えています」と語るのはサンリオ 情報システム部 IT推進課 係長 小暮 理子氏だ。

2. 初期投資と通信費を抑えられるモバイル通信サービス「KWINS」を採用

サンリオショップは直営・フランチャイズ店約140店舗と百貨店内売場約150店舗に分かれて運営されている。その中で、直営・フランチャイズ店は固定回線をつなぎデータ通信による商品の発注や在庫確認、営業との連絡などを行ってきた。一方、それまでパソコンでの業務自体を行っていなかった百貨店内売場にも、2007年3月、直営店と同じネットワークを利用した情報配信と業務システムの導入が決定した。

導入にあたって、百貨店売場はほとんどの店舗にバックヤードが無く、施工上での制約も異なるなど、回線工事をすべての売場に行うのは不可能と判断したため、最終的にPHS回線でのモバイル通信を利用することにした。

「直営店と同じデータ量での通信を想定して料金を試算すると、通常のモバイル通信は従量課金のためとても高額になりました。それに対して、KCCSからは定額料金の企業向けモバイル通信サービス『KWINS 8xサービス』の提案がありました。また、モバイル通信では課題となる速度についても、高速化ツールにより解決できるという提案が含まれていました。この2つが当初モバイル通信にKCCSを採用することにした理由です」(小暮氏)。

コミュニケーションサービス事業部
エンタープライズサービス課 前川 智明

こうして、2007年8月から百貨店売場のうち120店を対象に「KWINS 8xサービス」によるモバイル通信を利用した業務連携が始まり、直営店と百貨店売場で同一の業務システムを介した商品の発注や在庫確認、営業との情報共有が実現した。そして2008年秋には、より高速な「KWINS 3Gサービス」への切り替えを行い、併せて主にサンリオショップの販売活動をサポートする全国の営業担当180ユーザも「KWINS 3Gサービス」に入れ替え、リモートアクセスのインフラを統一した。

「データ通信カードを利用したインターネットVPN接続から閉域網のKWINS 3Gサービスになったことで、速度だけでなくセキュリティレベルも大幅に向上しました。そして、さらなるセキュリティ確保のため、ノートPCには必ずID/パスワードの入力を要求する専用ツールの導入も行いました」と説明するのは京セラコミュニケーションシステム コミュニケーションサービス事業部 エンタープライズサービス課 前川 智明だ。

3. リモートアクセスのアウトソーシング先としてKCCSを選定

サンリオでは従来、ネットワーク設備を自社で構築・運用してきたが、運用負荷軽減などのため自社保有・運用分を減らしアウトソーシングを進めている。2009年3月には、リモートアクセスに関わるアクセス制御や認証を一括でKCCSにアウトソーシングした。「KWINSの運用を始めてからの2年間で、KCCSからは日常のトラブル・問い合わせへの回答だけでなく、私たちが投げかけた疑問・課題に期待以上のアイデアやアドバイスをいただいており、私たちの立場になってともに考えてくれる、大変信頼できるパートナーだと実感していました。そこで、『リモートアクセスをすべてお任せすることができますか』とお尋ねしたところ、『大丈夫です』という心強いお返事をいただいたのです」(小暮氏)。

それを受けて、KCCSでは、サンリオのユーザがKCCSのハウジング/ホスティングまではSSL-VPNを利用し、そこからサンリオの社内ネットワークに接続するように設計した。「今回の設計は、一般的なメニューを超えて設計させていただきました。サンリオ様の細かな運用を行うためには、細部にわたりセキュリティやアクセス制御を変えていく必要がありました。特に念入りに設計したのがアクセス制御の部分です。KCCSの提供するリモートアクセスサービス『NET BUREAU』をユーザが利用する端末に合わせて、KWINS 3G、SSL-VPNの認証が行えるようにしました」(前川)。

その上で、20近くあったリモートアクセスのグループについては、アクセス権限を基準に5つのグループに整理した。(1)サンリオ社員と関連会社社員(2)サンリオの海外拠点(3)商品の製造を委託している海外を中心としたメーカー(4)Macintoshを使っている海外のデザイナーやプランナー(5)海外で商品を製造・販売する代理店、の5つである。以前は、1グループ1社割り当てなどリソースのムダ使いがあったが、ポリシーに基づくグループ構成に再編成しKCCSにアウトソーシングされたリモートアクセスは順調に運用されている。

4. 信頼できるパートナーとして、今後のサービスおよびワークスタイル提案に期待

その後、サンリオでは新たな取り組みとして「iPhone」の利用について検討を始め、KCCSにはまずアクセス端末としてiPhoneを追加できるよう依頼した。KCCSは2010年5月、iPhoneからも、サンリオの社内ネットワークに接続するための追加設計を行った。それと同時に、iPhoneだけでなく、「iPad」など各種のモバイルインターネットデバイスからも社内ネットワークにセキュアに接続できるようになり、iPhone、iPadの業務利用についてもさらなる可能性の検討が始まっている。

「今はiPhoneのブラウザでグループウェアや社内の情報が検索できることが大変評価されている段階です。iPhoneのリモートアクセスで、Web画面を大変きれいに見られることも分かったので、今後はiPadも含め顧客への商品情報提供や新しいキャラクターのプロモーションに利用するなど、サンリオに合った使い方を検討していきたいと考えています」(小暮氏)。

KWINSサービス導入以来3年間の経験から、「KCCSは新規の案件や改善したい事柄が発生した際にまず相談したい、信頼できるパートナーです。今後もネットワークやITシステムのアウトソーシングなどのサービスにとどまらず、いろいろなワークスタイルの提案をいただきたいです」と小暮氏。

KCCSは、IT推進課からの期待に、パートナーとして全力で応えていく考えだ。

導入サービス/ソリューション
リモートアクセスサービス「NET BUREAU」

取材時期:2010年8月
掲載日:2010年10月12日

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