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QRコードを利用したクロスデバイスのユーザ紐付け技術で特許を取得

2017年06月14日

京セラコミュニケーションシステム株式会社
代表取締役社長 黒瀬 善仁

京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 黒瀬 善仁、以下KCCS)は、広告配信サービス「KANADE DSP」において、より効果的な広告配信を行うことを目的に、QRコードを利用したクロスデバイスでの同一ユーザ紐付け技術を開発し、特許を取得したことを発表します。

近年のモバイルデバイスの普及に伴い、消費者は商品の認知から実際の購入までを、PCやスマホなど複数のデバイスをまたがって行っています。このような中で、企業がブランドや商品の認知度を高め、ロイヤルティ向上やLTVの最大化を図るためには、消費者とのデバイスを横断した一貫性のあるコミュニケーションが必要になります。

クロスデバイスで一貫性のあるコミュニケーションを行うためには、サービスの会員IDなどを基にユーザを一致させる方法があります。一方で会員登録をしないサービスや会員ID情報が取得できないディスプレイ広告などでは、異なるデバイスを使う同一ユーザを認識し、一貫したメッセージングを行うことは困難です。

今回特許を取得した技術は、QRコードを利用することで異なるデバイスの同一ユーザを紐付ける技術です。例えば、PCブラウザに表示されるディスプレイ広告上にユーザの識別子を埋め込んだQRコードを表示し、消費者がそれをスマホのカメラで読み込み、特定ページにアクセスするだけで、PCとスマホという異なるデバイスのユーザを紐付けます。

本技術を用いることで、会員情報が取得できないディスプレイ広告などにおいても、ユーザ情報の紐付けが可能になります。また、KANADE DSPでこれらのユーザ情報を活用することにより、クロスデバイスでの行動分析や、その分析結果に基づいたコミュニケーションを行い、新たな顧客体験の提供、ロイヤルティの向上に貢献します。

今後KANADE DSPでは、本技術を用いたサービスの開発を行っていくとともに、より多彩でデザイン性の高いクリエイティブの出稿を可能にするなど、魅力的な企業と消費者とのコミュニケーションを実現する技術開発を進めて参ります。

「KANADE DSP」について

KANADE DSPは、ユーザごとの興味・関心に合わせて広告を配信する「パーソナライズリターゲティング」、潜在顧客を抽出し自社サイトへの訪問を促す「オーディエンス拡張」、狙ったセグメントへの認知・関心を促進する「プロファイルターゲティング」など、広告主様のキャンペーン戦略に応じた広告配信を可能とするサービスです。従来のリターゲティングではリーチできなかった広告主様サイトとの親和性が高い、興味・関心層(潜在顧客)に広告を配信し、優良顧客の獲得に貢献します。

広告配信サービス「KANADE DSP」

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