NCA 10th Anniversary Conferenceレポート 免疫システムの"本当のところ"を当社CSIRTでの実例を交えてご紹介

2017年09月01日

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、2017年8月23日(水曜日)、東京・浅草橋 ヒューリックホール&カンファレンスで開催された「NCA 10th Anniversary Conference『絆』~CSIRTの襷をつなげ~」において講演しました。

本イベントは、KCCSが加盟する日本シーサート協議会(NCA)が、設立10周年の節目を機に、日本のサイバーセキュリティの現状やCSIRTの重要性、実際の活動などをより多くの方に知ってもらうため、初の一般公開イベントとして開催したものです。

近年、経営や事業が大きな影響を受けるサイバーセキュリティ事件・事故が続発しており、その対策として、企業や組織内にCSIRTを設立する動きが広まっています。KCCSの講演では、当社CSIRTの実務担当者がCSIRTを運用する上でのポイントを実体験やトレンドを交えながらご紹介しました。

  • CSIRTはComputer Security Incident Response Teamの略称。セキュリティ事故発生時の対応や事故の予防・セキュリティ品質の向上などを包括的に行い、組織内の情報セキュリティ問題を専門に扱うチームのこと。

KCCS講演 免疫システムって実際どうなの!? KCCS-CSIRTが自社ソリューションを一刀両断

当社CSIRTの運用を担当するセキュリティアナリスト 西山 健太が登壇し、「免疫システムって実際どうなの!?KCCS-CSIRTが自社ソリューションを一刀両断」と題して講演を行いました。

講演では、KCCS-CSIRTの体制や、セキュリティに対する考え方、具体的な取り組みについてご説明しました。

また、昨今AIを活用したセキュリティ対策がトレンドになっており、一例としてKCCSが提供する免疫システムDarktrace「Enterprise Immune System」についてご紹介しました。

KCCSでは本製品をセキュリティ対策強化を目的に社内にも導入し、実際にCSIRTで運用しています。CSIRT運用での実例を交えながら、ログ管理をしなくてもセキュリティインシデントの分析・追跡が可能であること、未知の攻撃や内部不正の検知が可能であること、少ないリソースでの運用が可能であることなどを解説し、トレンドのソリューションの「本当のところ」をお話ししました。

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

今後もKCCSは、日本シーサート協議会での活動を通じ、他CSIRTとの情報共有や連携を図ることで、当社のセキュリティインシデントを未然に防止する取り組みをより一層推進していくとともに、組織ならびに業界全体のセキュリティレベル向上に貢献して参ります。

また、CSIRT活動で蓄積された知見を、当社セキュリティブランド「SecureOWL」や関連事業にフィードバックすることで、各ソリューションを強化・拡充し、お客様にご満足していただける総合的・包括的なセキュリティ支援サービスの提供を目指して参ります。

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