ワイヤレスIoT EXPO 2017レポート すべてのモノが「つながる」新たな未来へ~SIGFOXネットワークサービスの活用~

2017年06月26日

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、5月24日(水曜日)~26日(金曜日)、東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスIoT EXPO 2017」に、IoTネットワーク「SIGFOX」を出展しました。

同展は「すべてがワイヤレスでつながる」をテーマに開催され、LPWAをはじめとするIoT向け近距離無線規格や、ゲートウェイ、ネットワーク、プラットフォームなどといったIoTインフラ基盤から、データアナリティクス、AI、機械学習、ディープラーニングといったIoTアプリケーション基盤の要素技術まで、IoTビジネスにフォーカスしたさまざまな製品・サービス・ソリューションが結集する専門展です。

SIGFOXパビリオン SIGFOXネットワークサービスの活用例をご紹介

KCCSは、本年2月よりサービス提供開始したIoTネットワーク「SIGFOX」をご紹介しました。SIGFOXは、低価格・低消費電力・長距離伝送を特長とし、欧州を中心に32か国(2017年2月時点)に導入されているグローバルIoTネットワークです。社会インフラ、設備、環境、物流、暮らし、農業など幅広い分野での応用が期待されています。

ブースでは、「すべてのモノが『つながる』新たな未来へ ~SIGFOXネットワークサービスの活用~」をコンセプトに、チャネルパートナーの企業とともに、さまざまなSIGFOXソリューションをご紹介しました。

出展パートナー

  • アイ・サイナップ株式会社
  • アズビル金門株式会社
  • InnoComm Mobile Technology Corp.
  • SMK株式会社
  • オプテックス株式会社
  • 旭光電機株式会社
  • 双日株式会社
  • 株式会社DTSインサイト
  • KCCSモバイルエンジニアリング株式会社
  • トレジャーデータ株式会社
  • 株式会社日野エンジニアリング
  • 日本電気株式会社
  • WISOL co.,ltd

基調講演 すべてのモノが「つながる」新たな未来へ ~IoTネットワーク「SIGFOX」~

初日に行われた基調講演では、当社 代表取締役社長 黒瀬善仁が「すべてのモノが『つながる』新たな未来へ IoTネットワーク『SIGFOX』」と題して講演を行いました。

講演では冒頭、IoTは昨今、新聞などの報道で目にしない日はないくらいに注目を集める領域となったが、実用化に関しては、期待されているほど実感がないのではないか、とIoTの普及状況について問題提起しました。

現在のIoTは氷山の一角にすぎず、実際には多くのポテンシャルがあり、その鍵となるものの1つが、2023年以降、毎年1兆個が消費・活用されるという予測がなされている「センサ」であると述べました。

膨大な数のセンサが世の中に出回り、例えば温湿度計や水道計などから少量のデータが送信できるようになれば、今まで把握できていなかったものや、それを調べるために多大な労力をかけていたものがすぐに分かるようになります。これにより、エネルギー、社会インフラ、医療など、さまざまな分野でデータを有効に活用することができ、生活が一変するような変化が起こるだろう、と解説しました。

そして、SIGFOXの4つの特長――「低コスト」「低消費電力」「簡便性」「グローバル展開」と、データを安価に集めるSIGFOXの仕組みについて説明しました。
最後に、国内の事例や、チャネルパートナープログラム、各社が提供する通信モジュールや今後リリース予定の検証用デバイスなどを紹介し、講演を締めくくりました。

テクニカルIoTセッション LPWAによるIoTビジネス最前線 ~SIGFOXネットワークサービスの活用~

また、2日目・3日目に展示会場内特設ステージで行われた「テクニカルIoTセッション」では、LPWAソリューション部 副責任者 日比 学が登壇し、SIGFOX通信とクラウドの仕組みや技術についてデモを交えて解説するとともに、SIGFOXに関する国内外の最新状況を説明しました。

講演は、両日とも立ち見がでるほどの盛況ぶりでした。

KCCSは、SIGFOXを日本で広げ、すべてのモノが「つながる」便利で安全性の高い社会づくりに貢献します。

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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