北海道新篠津村でSigfoxを活用した灯油配送システムの効率化・労働負担軽減の実証実験がスタート

2017年12月22日

北海道新篠津村において、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が提供するIoTネットワーク「Sigfox」を活用した、灯油配送システムの効率化や労働負担の軽減を検証する実証実験が開始されました。

北海道 石狩振興局では、近年の人口減少や過疎化に伴い、灯油をはじめとした燃油の農山漁村地域における安定供給確保への懸念が高まっており、将来を見据え、配送システムのさらなる効率化や、労働負担の軽減を検証しておくことが必要となっています。
このような背景から、石狩振興局、JA新しのつ、新篠津村役場、ゼロスペック株式会社、京セラコミュニケーションシステム株式会社、さくらインターネット株式会社の6者は、低コストなスマートセンサおよび通信サービスを使った地域実証実験を企画・実施するタイアップ事業協定を締結、実証実験を開始しました。灯油タンク内にスマートセンサを設置し、センサから取得したデータを1日数回「Sigfox」を利用してサーバに送信、遠隔で灯油残量を可視化します。この実証実験により、さらなる効率的な灯油配送を目指します。

これに伴い2017年11月27日(月曜日)に、タイアップ事業協定締結の調印式が北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)で開催され、KCCS 代表取締役社長 黒瀬 善仁が出席しました。

Sigfoxについて

KCCSはSigfoxを日本で広げ、すべてのモノが「つながる」便利で安全性の高い社会づくりに貢献します。

Sigfoxは、低コスト、低消費電力、長距離伝送を特長とした、グローバルな通信規格です。2009年よりフランスで導入が始まり現在36カ国に展開、2018年には60カ国に拡大される予定です。日本においてはKCCSが唯一のSigfoxオペレータとして、インフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っています。

Sigfox

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