KCCS IoT Conferenceレポート IoTネットワーク「SIGFOX」関連セミナーを初開催!LPWAですべてのモノが「つながる」新たな未来へ

2017年01月27日

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、2016年12月13日(火曜日)、東京・コングレスクエア日本橋においてSIGFOX関連セミナー「KCCS IoT Conference」を開催しました。

KCCSは、フランスのSIGFOX S.A.が提供するIoTネットワーク「SIGFOX」を日本で独占展開し、2017年2月から順次サービスを開始することを発表しました。

SIGFOXはLPWA (Low Power Wide Area、省電力広域ネットワーク)の代表格ソリューションです。既に欧米を中心に28か国でグローバル展開され、各国で導入が進んでおり、IoT普及の課題となっていた通信コスト・電源供給・カバーエリアの問題を解決する、低価格・省電力・長距離伝送を特長としています。

今回、当社SIGFOX日本展開発表後、初のイベントとして本セミナーを開催。定員を超える多数のお申し込みをいただき、会場は満席で大盛況となりました。「SIGFOXが日本のIoTを変える!」「LPWAですべてのモノが『つながる』新たな未来へ」をテーマに、IoTネットワーク「SIGFOX」のビジョンや戦略、特長や活用事例をご紹介しました。

  • セミナー開催時点(2016年12月)

開会のご挨拶

はじめに、当社 代表取締役社長 黒瀬 善仁より、SIGFOX日本展開の概要とSIGFOXネットワークの特長をご説明しました。

基調講演

続いて、SIGFOXアジア太平洋地区プレジデント ロズウェル・ウォルフ(Roswell S. Wolff)氏が登壇し、「SIGFOX ~Make Things Come Alive」と題し基調講演を行いました。SIGFOXのビジョンやソリューションとともに、グローバルでの成長戦略、日本市場におけるKCCSとのパートナーシップについて講演しました。

KCCS講演

KCCSの講演では、KCCS LPWAソリューション部 副責任者 日比 学が登壇し、「SIGFOXが変える日本のIoT」と題し講演を行いました。
低消費電力かつ長距離伝送の特長をもつLPWAは、欧州では既に社会インフラや環境・農業、運輸・物流、医療・福祉など、さまざま分野で活用されている実績があり、今後日本においても利活用が期待されています。講演では、LPWAの市場動向や特長、活用事例とともに、当社のSIGFOXの取り組みについてご紹介しました。

パネルディスカッション

セミナー後半では、IoT導入を推進する企業(SIGFOXエコシステムパートナー)のキーマンをゲストにお迎えし、「IoTが実現する未来と自社の取り組み」「SIGFOXの特長と可能性」「IoT・SIGFOXビジネス 成功への課題」の3つのテーマに沿って、各社の取り組み、IoT本格導入の課題、今後のビジネス活用の可能性についてパネルディスカッションを行いました。

パネラー

オプテックス株式会社 戦略本部開発センター センター長 中村 明彦 氏
Kii株式会社 CEO 荒井 真成 氏
KDDI株式会社 ソリューション事業本部 ビジネスIoT推進本部 ビジネスIoT企画部 部長 原田 圭悟 氏
シリコン・ラボラトリーズ有限会社 アジアパシフィックシニアマーケティング マネージャー 椿原 潤吾 氏
京セラコミュニケーションシステム株式会社 代表取締役社長 黒瀬 善仁

ゲストモデレータ

株式会社リックテレコム テレコミュニケーション編集部 取締役・編集統括部長 土谷 宜弘 氏

展示コーナー

セミナー会場には、パートナー企業様のブースを設置し、ご来場の皆様にSIGFOXに対応したデバイスやセンサなどをご覧いただきました。

ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今後のIoT市場においてインターネットにつながるデバイスはさらに増加し、2020年までに約530億個まで増大すると想定されています。
KCCSは、ICT事業と通信エンジニアリング事業で培ったノウハウと技術力を融合しLPWAネットワーク事業へ参入。SIGFOXを日本で広げ、あらゆるものをネットワークにつなぐ手助けをし、安全で快適な社会の創造に貢献して参ります。

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