【アドテック東京2015レポート】顧客とのコミュニケーションを活性化させるための、スマホアプリの活用事例を紹介

2016年01月14日

2015年12月1日(火曜日)~2日(水曜日)にかけて、東京国際フォーラムにて、「アドテック東京2015」が開催されました。今年で7回目の開催となる本イベントは、変化し続けるマーケティングについての最新情報が得られる大規模なイベントで、最先端企業によるセミナーやワークショップが開催されており、2日間で17,037名が来場しました。

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開催1日目の「アプリマーケティングが生み出すユーザーエンゲージメント」と題したパネルディスカッションに、KCCS インターネットメディア事業部 商品開発部 部長 三谷 陽が公式スピーカーとして登壇しました。

スマホが消費者の情報取得源の中心となった「スマホ時代」に、企業がアプリをオウンドメディアとして活用することが注目されています。このセッションでは、顧客とのエンゲージメントを高めるためのアプリ活用について、成功や失敗の事例とともに最新の取り組みを紹介しました。

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実店舗を持つ企業にとってアプリは、実店舗での購買データやWeb上の行動情報をアプリの動作に連動させたり、位置情報と連動させたりすることで場所やシチュエーションに応じたメッセージを送ることができるため、顧客とのコミュニケーションを活性化させるオウンドメディアだと言えます。

最近では、小売業に限らず鉄道会社や金融業関連でもO2Oを視野に入れ始めており、O2Oの黎明期はアプリ上でクーポンを配ったり、セール情報を流したりしていましたが、最近はより楽しい空間を演出しようという傾向があります。

例えば、野球場でビールの売り子を呼ぶことができるアプリを使うと、売り子を探したり、通り過ぎてしまったりすることなく集中して観戦できます。アプリを使うことによって、楽しく機能的な空間をつくり、顧客経験価値を向上させることができます。

最後に、アプリは一時的なプロモーションではなく継続的な顧客エンゲージメントを築いていくためのツールであり、目的を明確にして、細かく検証し、改善しながら活用していくことが重要で、そのためには企業の中でアプリを運用していくための組織体制を整えることが必要だと述べ、セッションを締めくくりました。

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ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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