THE NEW VALUE FRONTIER KYOCERA

sigfox operator

SIGFOXが日本のIoTを変える!
KCCS IoT Conference開催レポート

LPWAですべてのモノが「つながる」新たな未来へ

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)では、2017年2月から日本でも利用が可能になるIoT向けの新しい通信ネットワーク「SIGFOX」をテーマとしたビジネスイベント「SIGFOXが日本のIoTを変える!KCCS IoT Conference」を2016年12月13日、東京都中央区・コングレスクエア日本橋で開催しました。
SIGFOXはフランスSIGFOX社が世界展開する、LPWA(Low Power Wide Area)技術によるIoTネットワークで、KCCSがSIGFOX社とパートナー契約を結び、2016年11月9日に日本でのサービス展開について発表しました。今回のカンファレンスは、これを受けて日本でのSIGFOXビジネスの詳細を紹介する初のイベントとして開催したもので、IoTに関心をお持ちいただいているさまざまな企業から定員を上回る申し込みをいただき、200名超の皆様にご参加いただきました。
カンファレンスでは、開会のご挨拶、SIGFOX社およびKCCSによる講演に続いて、IoT / SIGFOXビジネスに取り組むパートナー企業4社が参加してパネルディスカッションが行われ、SIGFOXの具体的な事業モデルや今後のIoT市場の展望に関心が集まりました。

開会のご挨拶


京セラコミュニケーションシステム株式会社
代表取締役社長
黒瀬 善仁

IoTを3つの制約から解き放つ

昨今、IoTは非常に注目を集めており、2020年までに500億個を超えるIoTデバイスが普及するという予測も出されています。こうした世界を実現しようとした時にネックになるのが通信手段なのです。
例えば、無線通信で長距離・高速通信を実現できるものに3GやLTEがありますが、通信コストの面において、IoT分野で広く利用するのは困難です。また、BluetoothやWi-Fiでは広いエリアをカバーできません。そこで登場したのが「LPWA」です。
LPWAの通信速度は速くはありませんが、広いエリアをカバーでき、安価に利用できるネットワークで、1日に数回、少量のデータをやり取りするセンサ通信のニーズに応えることができます。LPWAには、SIGFOXのほかにLoRaWANやNB-IoTなどの規格がありますが、ターゲットがそれぞれ異なっており、私どもでは今後用途によって棲み分けが図られると、見ています。
当社はSIGFOXのネットワークで、IoTを3つの制約から解き放ちたいと考えています。

基調講演


SIGFOX SINGAPORE Pte. Ltd.
President, Asia Pacific
ロズウェル・ウォルフ
(Roswell S. Wolff)氏

SIGFOX ~Make Things Come Alive

今回、KCCSとパートナーシップを締結できたことを我々は非常に嬉しく思っています。理由の1つは、日本が非常に有望な市場であることです。我々は日本が世界トップ3に入るIoT市場になると見ています。
そしてもう1つの理由は、日本の有力なデバイスメーカー、ソリューションイネーブラの方々が、これを機に世界市場に進出して、世界のIoTマーケットを牽引していくと見ていることです。その意味からも日本は非常に重要な市場なのです。
IoTにはさまざまな定義がありますが、私どもはIoTを獲得したデータを価値に変えていくものと捉えており、これを実現できるネットワークの提供に力を注いでいます。市場予測では数年内には200億から500億のデバイスがネットワークにつながるといわれていますが、その8割は少量のデータを少ない頻度で送出するセンサなどが占めることになるでしょう。SIGFOXはこうした利用形態に最適なネットワークを構築していきたいと考えています。
1つ申し上げておきたいのは、SIGFOXの技術は既存の無線技術を置き換えていくものではないということです。LTEやWi-Fi、Bluetoothなどは、IoTの中で今後もそれぞれの役割を果たしていくことになるでしょう。SIGFOXはこれらと共存しながら農業のモニタリングやテレメタリングなど、もう少しシンプルなユースケースで使われることになると見ています。
SIGFOXは、こうしたニーズに応えるため4つの課題に挑戦しています。

講演


京セラコミュニケーションシステム株式会社
LPWAソリューション部 副責任者
日比 学

SIGFOXが変える日本のIoT

総務省の調べでは、2020年までに500億を超えるデバイスがインターネットにつながると予想され、別の調査では世界のデバイスの7%が日本で使用されると見られています。これらを踏まえると35億デバイスという市場が出現すると考えることができますが、なかなか実感が湧かない方が多いのではないでしょうか。
その理由の1つに、現状のIoTがまだ氷山の一角に過ぎないということがあるのではないかと思います。例えばIoTを実現するための無線通信手段には3G / LTE、あるいはWi-FiやBluetooth、ZigBeeなどがありますが、消費電力、コスト、エリアなどの面でいずれも一長一短があります。これらの課題を解決することで、水面下にある氷山の大きな部分をターゲットにできる、と私どもは考えているのです。
私どもは既存の無線通信手段は4つの点でIoTのニーズに応えきれていない、そしてSIGFOXによってこれらの課題を解決できると見ています。

パネルディスカッション

SIGFOXで変わる未来!
IoTビジネス活用の可能性と課題

IoT / SIGFOXビジネスは、多様な分野の企業で構成されるエコシステムを通じて展開される。
このエコシステムを支える有力プレイヤー4社にSIGFOXビジネスの可能性と課題を議論していただいた。


  • 株式会社リックテレコム
    テレコミュニケーション編集部
    取締役・編集統括部長

    土谷 宜弘

  • オプテックス株式会社
    戦略本部開発センター センター長

    中村 明彦

  • Kii 株式会社
    CEO

    荒井 真成

  • KDDI株式会社
    ソリューション事業本部 ビジネスIoT推進本部
    ビジネスIoT企画部 部長

    原田 圭悟

  • シリコン・ラボラトリーズ有限会社
    アジアパシフィックシニアマーケティングマネージャー

    椿原 潤吾

  • 京セラコミュニケーションシステム株式会社
    代表取締役社長

    黒瀬 善仁
  1. テーマ
    1
    IoTが実現する未来
  2. テーマ
    2
    SIGFOXの可能性
  3. テーマ
    3
    ビジネス成功への課題