• プレスリリース

東大出版会と京セラコミュニケーションシステムが、次世代教育プラットフォームを活用したリベラルアーツ教育の実証実験を開始

2016年05月17日

一般財団法人東京大学出版会
京セラコミュニケーションシステム株式会社

一般財団法人東京大学出版会(所在地:東京都目黒区、以下東大出版会)と京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 黒瀬 善仁、以下KCCS)は、21世紀型スキルを鍛える新たな学びの一つとして、次世代教育プラットフォームを活用したリベラルアーツ※1教育の有用性を検証するため、実証実験を開始したことを発表いたします。

現在、世界的にグローバル化が進み、ICTや先端技術も日々進歩しています。このような中、より良い「ものづくり」を実現するためには、既存の枠組みを超えて新たな付加価値を生み出せる、教養豊かな国際人材が求められています。そして、このような人材を育成するためには、21世紀型スキル(情報創造力、批判的思考力、問題解決力、コミュニケーション力、プロジェクト力、ICT活用力)を鍛える必要があります。

今回の実証実験では、東大出版会がリベラルアーツ教育のための教材開発・編集・制作とそれに関連する著作権処理などを、KCCSがリベラルアーツを通じ知識を得て・考え・発信する学習の仕組みと、学習成果を可視化する評価・分析機能を搭載したオンライン型の次世代教育プラットフォームの開発を、それぞれ担当します。

両社は、本実験を通じてリベラルアーツ教材を電子書籍で学ぶことに加え、従来のオンライン教材にはない、受講者交流やオンラインでのディスカッション機能により、考え・発信する力を磨き、身に付けた力を分析・評価できる仕組みを検証し、新たな人材育成サービスの開発を目指して参ります。

オンライン型の次世代教育プラットフォームイメージ

オンライン型の次世代教育プラットフォームイメージ

一般財団法人東京大学出版会について

東大出版会は、1951年の設立以来、「大学に於ける研究とその成果の発表を助成するとともに、広く一般書、学術書の刊行により学問の普及、学術の振興を図る」(設立趣意書)ために、ユニヴァーシティ(総合大学)が発信するあらゆる学問分野かつ学際的領域に即して、学術研究成果の公開を行っています。また、高等教育に資するコンテンツを開発し提供するための新たなメディアの可能性を探りつつ、将来世代に向けての創造的な出版のかたちを追求しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)について

KCCSは、大学における電子学術書の普及を目指し、2010年から大学図書館と共同で学生・教職員を対象とした電子学術書配信の実証実験を行い、学習に適した電子書籍活用に関するノウハウを蓄積して参りました。そして、こうしたノウハウを活かし、2013年3月より電子書籍ソリューション「BookLooper」の提供を開始。京セラ丸善システムインテグレーション株式会社を通じて、多くの大学で電子教科書や教材の配信にご活用いただいています。

第7回 教育ITソリューションEXPOに出展

本実験での取り組みについて、5月18日(水)~20日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第7回 教育ITソリューションEXPO」の京セラ丸善システムインテグレーション株式会社(京セラ丸善)ブースに参考出展します。京セラ丸善は、「活用される電子書籍 ~新しい学びの構築と創造~」をコンセプトに、アクティブラーニングを実践するために活用される電子書籍やその学修分析を豊富な事例をふまえてご紹介し、進化をつづける未来の電子書籍から新しい学びのスタイルを提案します。

詳細はURL:https://www.kccs.co.jp/events/index.htmlをご覧ください。

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