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流通科学大学、キャンパスライフをサポートする新情報ポータル・システムを構築
〜学生に必要な30以上の情報をWebSphere Portal に集約〜
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学生たちに、いかに質の高いサービスを提供するか、
その答えは、こだわりぬいたポータルの導入でした。

神戸の郊外、学園都市に位置し、豊かで安心できる流通先進社会の創造と、日本と世界の経済発展と平和に貢献できる「人材」の育成を目指されている流通科学大学様。同学では、2006年9月、「教育環境の向上」を目的に、情報共有基盤を大幅に改善されました。従来から導入されていたLotus Notes/Domino R5を7にマイグレーション、さらにポータル・システムとしてWebSphere Portalを採用。Lotus Notes/Dominoに蓄積された情報資産を継承すると同時に、他システムとの連携・統合も実現した、学生および教職員にとって、より使いやすい新情報ポータル・システムを構築しました。
新情報ポータル・システムにおける導入の背景や目的、効果まで、同学 情報学部 経営情報学科 教授で、同学 情報教育センターの平越裕之様と教学部 情報教育課 近藤敦様、永井隆之様にお話をお聞きしました。
なお本プロジェクトは、京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下KCCS)が、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下 日本IBM)の協力のもとシステム構築およびマイグレーションを実施しております。
現在、教育の現場、特に大学で、ITの活用が急速に進んでいます。これらは充実した教育環境の提供、学習支援の一環として行われるもので、専用のメールアドレスの提供はもちろん、学生への各種お知らせから講義で使用する資料の配布、レポートの提出までWebベースで行える情報共有基盤の構築も当たり前となってきました。

流通科学大学 情報学部
経営情報学科 教授(理学博士)
情報教育センター:
情報システム検討・推進プロジェクト
平越 裕之様
流通科学大学様では積極的にIT化を推進し、1996年に Lotus Notes R4を導入。全学生にメールアドレスを付与し、電話回線を使って学外からも構内のデータベースにアクセスできる環境を整えられました。2002年には、Web対応のLotus Notes/Dominoを導入。学生は、インターネット環境からWebブラウザでデータベースにアクセスできるようになりました。
しかし、従来の情報共有基盤は、フロントエンドのユーザビリティが課題だったといいます。当時すでに学内のデータベースの数は、履修登録や講義概要、休講案内など、講義関連ものだけでも30以上もあり、これらがすべて独立したデータベースで提供されていたためです。
「実際に情報を集めようと思うと、個々のデータベースを渡り歩く必要がありました。これでは学生に使ってもらえるシステムとはいえません。今回のプロジェクトは、アクセスしやすく、学生にやさしい環境を作ってあげたいというところからスタートしました。データベースの違いやシステムを意識させずシンプルに見せることはできないものかと検討を始めました」(平越様)

流通科学大学
教学部 情報教育課
永井 隆之様
学生にとって必要不可欠な情報を集約し提供する仕組みはいかにあるべきか。そのシステム構想には、かなりの道のりがあったといいます。
「2004年の夏頃、ポータル・システムの存在を知り、本格的にソフトウエアの選定を始めました。フリーのものも含めて10点近くのシステムを評価・検討したと思います。その頃、大学向けの研修会があり日本IBMさんがWebSphere Portalを出展されていたのが最初のきっかけです。」(永井様)
流通科学大学様では、Web環境への完全移行とフロントエンドを統合するポータル・システムとして、「WebSphere Portal Ver5.1」を選ばれました。その最大の決め手は、Lotus Notes/Dominoとの親和性と大規模運用に対応できるシステム基盤としての信頼性でした。
「長年利用してきたLotus Notes/Dominoの情報資産には、さまざまな情報が蓄積されており、有効に使っていこうという方針がありました。企業では土日や夏休み、夜間などにメンテナンスを行うことが可能ですが大学ではそうはいきません。24時間365日のノンストップ稼働やユーザ数5000名を超える大規模運用に対応できるシステム基盤としての安定性、信頼性が求められました。」(平越様)
新情報ポータル・システム構築の最大の課題はユーザビリティ。学生が自分でデータベースを見て回るのではなく、トップ画面を開けば新着情報と新着メールが一覧表示される、そんなポータル・システムを模索されました。

流通科学大学
教学部 情報教育課 課長
近藤 敦様
「ポータルでフロントエンドを一画面化しても、データベースの構造自体は従来のものを踏襲していますので学生が渡り歩きながら情報を確認するという作業自体は実は変わりません。ですから、データベースを横断的に渡り、新しい情報あるいはキーワードで検索してきて一つに集める仕組みが必要と考えました。特に新着情報や新着メールを集めて一つのポートレットに表示する、さらに閲覧した情報は新着情報リストからは除外する。最初からこの点についてこだわりました」(平越様)
上記は、「What’s Newポートレット」として実現し、その他Lotus Notes/Dominoと連携するポートレットとして、「メールポートレット」、および汎用的な「ビューポートレット」を流通科学大学様とKCCSが共同で開発しました。
これらカスタムポートレットでは、Domino Directoryをベースに、アクセス権限に応じた情報を表示することが可能になっています。
「学生は、四六時中パソコンに向かっているわけではありません。休み時間や、家を出る前など、わずかな時間を利用して見ています。Domino Directoryをベースに、例えば個人ごと、特定の講義やゼミの履修生ごと、全学生ごとなど、グループ化して情報を表示し、いち早く必要な情報を収集することができることもポイントだと考えました」(近藤様)
流通科学大学様が、WebSphere Portalの導入と、これに対応したLotus Domino 7へのマイグレーションを決定されたのは2006年4月。要件定義後約3ヶ月で設計・構築を実施しました。
その背景には、 KCCSの「Lotus Notes/Dominoマイグレーションサービス」の特長の一つ、アセスメントサービスがあります。Lotus Notes/Domino R5から7へのマイグレーションに伴うデータベースの設計修正において、設計修正箇所をいかに短期間で的確に発見するか。KCCSでは、通常のコードチェッカーで行う設計修正箇所の洗い出しに加えて、独自開発の診断ツールを用い、短期間で精度の高い修正箇所の洗い出しを可能にしました。
また、データベースの改修においては、統合の必要なデータベースや複雑な修正を伴うデータベースの修正をKCCSが行い、その他のデータベースの修正は流通科学大学様と従来よりノーツシステムの運用管理を委託されている株式会社サービスウェア・コーポレーション様で並行して行うことで、短期間に大量のアプリケーション移行を実現しました。これらがスピード導入の要因の一つとなっています。
「システム構築で重要なのは、私たちの意向をどれだけ汲み取ってくれるか、最初は、こちらから細かな要望を出していましたが、話し合いを重ねる中でポリシーを理解し、逆に提案を持ってきてくれる。そういった姿勢が一番です。特にKCCSさんは、提案内容が簡潔であり、要点が明確で適切でした。これが結果的にスピード導入につながったと考えます。」(平越様)
また、今回のシステム構築では、ユーザ管理の合理化も実現しています。
「学生・教職員をあわせると総ユーザ数は約5000名を超え、そして毎年約1,000名以上の入れ替わりが発生するため、ユーザIDのマスタ管理も大きな課題です。WebSphere Portalの選定では、Domino Directoryを引継ぎ、管理を合理化できる点も評価のポイントになりました。」(近藤様)
さらにKCCSが開発したActive Directoryとの連携ツールにより、Domino Direcotryをフロントとする、ユーザ管理の一元化、セキュリティの向上、管理コストの軽減にも貢献しています。
今回のシステム導入後、掲示板へのアクセス数やメール件数が着実に増加傾向にあります。
「通常、システムを入れ替えると問い合わせが増えるものですが、今回は使用方法に関する質問がほとんどありません。 学生に”難しい”と思わせることなく、使われているのは非常にありがたいことです」(平越様)
流通科学大学様では、今回構築されたシステムが完成品とは考えておられません。まず、ユーザにやさしいシステムにすることでユーザを増やす。そしてさらにユーザが求める情報発信をすることでキャンパスライフをサポートしたいと考えておられます。
「ユーザが多くの情報の中から自分に必要なものを選択するのではなく、我々情報提供者からユーザ個人に向けた情報を提供する。つまり1対Nの一方的な情報提供ではなく、1対1の関係で情報を提供したい。まだまだ、やりたいことは山ほどあります」(平越様)
流通科学大学様では、さらなる教育環境の整備と学生のユーザビリティ向上を目指し、今後、モバイル対応、コンテンツ拡充にも積極的に取り組まれる予定です。
KCCSは、本プロジェクトでのWebSphere Portalの構築やLotus Notes/Dominoマイグレーションで培った経験を活かし、今後も「情報を守る、情報を活かす、そして経営を伸ばす」をコンセプトとしたICTソリューションを軸に、お客様のIT戦略に即した情報共有基盤の構築を強力に支援して参ります。
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流通科学大学は、2007年に迎える「創立20周年」を次世代に飛躍するための機会と考え、21世紀の世界の繁栄と平和に流通の役割は欠かせないという理念のもと、「流通」「マーケティング」「実学」を三本柱に、変動の激しい経済社会を研究対象とし、幅広い視点に立ってアプローチしております。豊かで安心できる流通先進社会を創り、日本だけでなく、アジアそして世界経済の発展と平和に貢献できる「人材」を育成することが本学の社会的使命であると考えております。そのための斬新で魅力あふれる教育プログラムとキャンパスライフを用意しております。
本学は商学部、情報学部、サービス産業学部の3学部からなり、入学時から卒業後を見据え、体系立てた実学カリキュラムとキャリア開発プログラムを充実させています。基礎スキルの修得を始め、業界トップの方々による特別講義・企業実習などの実践カリキュラムを通して専門性を高めていきます。社会が求める人材にマッチした能力を在学中に修得していくプロセスが本学の魅力です。結果、就職内定率は98.6%(2006年3月卒業生実績)と、全国でもトップクラス。流通科学大学は、社会の担い手である優秀な人材を数多く実社会に送り続けています。
Lotus Notes/Dominoマイグレーションサービス概要
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