連結経営管理ソリューション「GreenOffice Profit Management」

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    管理会計ソリューションをお求めのお客様は管理会計クラウド「Amoeba Pro」をご覧ください。

アメーバ経営のノウハウを融合した管理会計ソリューション
業績管理・予算管理・原価管理を有機的に統合したマネジメントサイクルを確立

昨今、加速する製造業の海外展開に伴い、グローバルに広がるグループ会社の連結経営管理はさらに重要度を増しています。
また企業を取り巻く経営環境の変化は激しさを増しており、企業においては子会社を含めた自社の経営状況を迅速に把握し、的確な経営判断を行うことが求められています。このような状況に対応するためには、精度の高い計画を立て、実績を正確・迅速に収集、予実差異を詳細に分析し、対策を立てるというマネジメントサイクル(PDCAサイクル)の確立が必要となります。

GreenOffice Profit Managementは、ERPなどの基幹システムから日々の実績データを取り込み、事業経営に必要な経営情報の見える化を行い、マネジメントサイクルを確立する管理会計ソリューションです。

マネジメントサイクルの確立

マネジメントサイクルのイメージ。業績の見える化、予算差異・原価差異の分析から、PDCAを回して利益の拡大へ。会社全体でPDCAを回す会議体の運用。経営者の企業戦略、リーダーの事業戦略、現場の戦略実行、共通のKPIで経営者と現場をつなぐ。予算管理、業績管理、原価管理を連携。

概要

これらのお客様の課題をGreenOffice Profit Management解決します!!

  • 経営目標が現場に浸透しない
    • 具体的な会社業績への貢献度合いが現場では分からず、経営目標が現場の活動と結び付かない。
    • 業績改善が進まない。
    • 経営企画部門でセグメント別の業績数値を作っているが、配賦の基準作りに苦労する。
    • 現場に納得感がない。
  • 予算未達の理由が分からない
    • 予算と実績に差があるが、なぜその差がでたのか理由が分からない。
    • 部門別に予算を取りまとめているが、予算の内訳(販売計画、生産計画)が会社として管理できていない。
  • 原価管理が利益貢献に結びついていない
    • 原価管理が経理部門任せとなっている。
    • 原価管理の目的が製造原価報告書の作成だけになってしまっている。
    • 部門軸で原価差異分析をしておらず、原価低減に対する責任の所在があいまいになる。

GreenOffice Profit Managementの構成とロードマップ

京セラで長年培われた経営管理手法のノウハウと、強力な製造業務プロセス管理機能を有した「Infor LN※1」、「Infor SyteLine※1」、多彩な分析機能を有した「Infor BI※2」との連携により、グローバル連結経営管理を支援します。

GreenOffice Profit Managementの構成図

Infor LN、Infor SyteLine、お客様既存システム、その他ERPパッケージなどの販売・購買・生産などの業務システムから実績を収集。予算・販売契約管理、業績管理・残管理、原価管理、マスタ管理、その他分析データなどのデータ連携モジュールで、加工・分析・案分・配賦・連結・相殺。GreenOffice Profit Managementのデータ分析(OLAP)の予算管理キューブ、業績管理キューブ、原価管理キューブで、ダッシュボード・分析レポート・予算策定・BIと連携。販売・経費予算作成、利益予算確認、日報・実績推移、セグメント別業務分析、原価差異分析、配賦ルール設定。その他データ分析(OLAP)のその他管理キューブで、その他財務レポートなどを出力。お客様のご要望により構築。

プロフィットマネジメントシステム構築に向けたロードマップ

[計画・受注・購買・在庫・生産・会計・BI・CRM・貿易] [STEP1] 業務標準化 〈BPR(Business Process Reengineering)〉、Infor ERP 〈業務システム基盤の構築〉 [STEP2] Infor BI 〈セグメント別業績の見える化〉:BIツールによる可視化・ERPとの連携、GreenOffice Profit Management 〈「アメーバ経営」をベースとした経営管理基盤の構築〉:マネジメントサイクルの実践・グローバル連結経営基盤の構築 / 関連会社間取引の明細管理 / 物の動きの正確な管理(積送品) [STEP3] 部門別業績管理 〈コストセンター → プロフィットセンター〉:利益の創出、筋肉質経営へ売上按分、製造部門の稼ぎの定義
  • ※1
    「Infor LN」および「Infor SyteLine」は、インフォアジャパン株式会社のグローバル組立型製造業向けのERPパッケージです。生産管理をコアに業務モデリング機能を備えています。インフォアジャパン株式会社は中堅製造業を中心に全世界7万社導入の実績を持つ業務アプリケーションを提供しています。
  • ※2
    「Infor BI」は、インフォアジャパン株式会社の業績管理製品です。経営管理に必要な情報を蓄積・管理する多次元データベース、ビジネス・インテリジェンス(BI)機能を備えています。

機能

業績管理機能

年度計画、月次計画 / 実績管理

計画(P:Plan)に対する実績(D:Do)の遂行状況を日次でセグメント別に取得(C:Check)することができます。このような日次管理により、経営状態をタイムリーに把握し、スピーディな経営判断と現場でのアクション(A:Action)を実行できます。またこのようにPDCAを回して計画を見直すことで、精度の高い経営管理基盤を構築できます。

セグメント別分析

日報管理によるセグメント別の収益管理に加え、取引先別や商品別などの管理軸(セグメント)で情報を分析できる機能です。セグメントは複数選択可能です。さらにトランザクション(明細)レベルまでのドリルダウンが行えるため、課題箇所の特定も可能になります。

事業部門別実績推移レポートサンプル
事業部門別業績管理レポートサンプル

連結管理機能

連結経営数値作成

各関連会社の経営数値をデイリーで集約し連結グループの経営数値を作成します。

連結経営数値集計機能 関連会社の経営数値をセグメントごとに集計
コード変換機能

勘定科目コードなど関連会社ごとに異なるコード体系を連結グループ会社のコード体系へ変換

通貨換算機能 関連会社の基準通貨から連結グループ会社の基準通貨へ換算
内部取引相殺機能 関連会社間の取引を相殺

連結業績レポート

連結グループの経営分析に必要な業績レポートを提供します。連結業績レポートでは、連結管理機能によりグループ内部取引を相殺したグループ業績の把握が可能です。

連結総合表レポートサンプル

予算管理機能

予算策定

売上、経費、原価などの各種予算を策定する機能です。トップダウンとボトムアップの両アプローチで予算策定することが可能です。さらに予算シミュレーション機能により、複数のシナリオから最適なシナリオを選択し正式な予算として採用することができます。

ローリング予算対応

期初に立てた予算を適切なタイミングで、経営環境の変化や直近の実績に応じて見直すローリング予算に対応しています。

予算管理ダッシュボードサンプル

原価管理機能

原価差異分析

標準原価や見積もり原価と実際原価の差異をさまざまな切り口から分析する機能です。工場・工程・品種の切り口や改善活動の責任単位である部門切り口で差異分析ができます。また予算管理や業績管理と連動しており、会社業績と連動した形で原価低減の活動を行うことができます。

原価配賦

間接原価を部門別・品目別で配賦する機能です。配賦基準をきめ細かく設定することが可能です。

原価管理ダッシュボードサンプル

ERP連携インターフェイス(I/F)機能

各種ERPパッケージとのデータ連携I/FやファイルI/F(CSV形式)があります。この機能により、お客様基幹業務システムからの実績データの取り込みが可能となり、トータルで経営状態を把握できます。

ダッシュボード機能

さまざまな経営情報に対し、状況や局面を一目で把握できるダッシュボード機能があります。ダッシュボードは利用目的に応じて画面をカスタマイズできるため、効率的に情報を活用できます。

ダッシュボード機能サンプル

BI(Business Intelligence)機能

企業独自の定型・非定型のレポートを作成することも可能です。

アドホック分析

Microsoft Excelを使って情報をアドホックに分析できる機能です。慣れ親しんだExcel環境下での分析作業が可能になります。

その他

日報管理

主要実績(受注・売上・生産・経費など)と収益を日次でセグメント別に把握できる機能です。経営において重要となる計画に対する遂行管理を日次で把握できます。

残管理

日報管理による主要実績の管理に加え、受注残高や在庫など主要な残高情報を正確に把握できる機能です。これらの残高情報は、将来予測を加味して事業の遂行を管理するための非常に重要な先行指標です。

利用シーン

クラウド活用による戦略的経営管理システムの構築

国内外のグループ企業や各拠点から共同利用可能なIT基盤として、KCCS D@TA Centerに構築するプライベートクラウドを活用したソリューションをご提供します。
クラウド上にシステムと情報を集約させることで、グループ会社や拠点別に個別のシステムを構築する必要がなく、TCO削減とIT統制の実現を支援します。また組織の統廃合に合わせた柔軟なシステムリソースの提供をスピーディに行えます。

プライベートクラウドの利用イメージ

導入フロー

連結経営管理ソリューション「GreenOffice Profit Management」導入ステップ

  1. 目標定義

    現状業務の棚卸、現状課題の整理を実施し、GreenOffice Profit Management 導入の目標を定義します。

  2. 機能設計

    ステップ1で定義した目標をもとに、業績管理に必要な以下の事項について検討を実施します。

  3. 運用設計

    ステップ2の検討結果をもとに、業務シナリオを策定しシミュレーションを実施することにより、運用面の実現性を評価します。

  4. システム導入

    ステップ3の評価結果をもとに、データフロー、システムアーキテクチャの検討を実施し、システムを導入します。

STEP1 目標定義:現状業務の棚卸、現状課題の整理、目標の策定、
STEP2 機能設計:分析セグメントの検討、経営指標(KPI)の検討、組織構成(プロフィットセンター・ノンプロフィットセンター)の検討、各種運用ルールの検討、STEP3 運用設計:業務シナリオの作成、業務管理シミュレーションの実施、運用サイクルシミュレーションの実施、STEP4 システム導入:データフローの検討、システムアーキテクチャーの検討、アドオン帳票開発、システム導入、システム運用支援

動作環境

サーバ環境

OS
  • Windows Server®2008 R2 64bit SP2
  • Windows Server®2012 64bit
CPU 8 Core 3.0 GHz processor以上
メモリ 12GB以上
ミドルウェア
  • DataSpider Servista Select Ver.3.2
  • Infor BI 10.6

上記ミドルウェアが動作する環境が必須

RDB Oracle 11g Database(11.2.0)

クライアント環境

OS
  • Windows®7
  • Windows®8
ブラウザ
  • Internet Explorer®11.0
  • Firefox 40.0
  • Google Chrome 44.0
  • Safari for iOS 8 on iPad and iPad mini
CPU 2Core以上
メモリ 4GB RAM以上
その他 .NET Framework 4.5
  • 「Infor LN」および「Infor SyteLine」は、インフォアジャパン株式会社のグローバル組立型製造業向けのERPパッケージです。
    生産管理をコアに業務モデリング機能を備えています。インフォアジャパン株式会社は、中堅製造業を中心に全世界7万社導入の実績を持つ業務アプリケーションを提供しています。
  • 「Infor BI」は、インフォアジャパン株式会社の業績管理製品です。経営管理に必要な情報を蓄積・管理する多次元データベース、ビジネス・インテリジェンス(BI)機能を備えています。

関連動画

現場と経営をつなぐ「工場見える化ソリューション」のご紹介(再生時間:4分17秒)