導入事例

ERPソリューション 導入事例

ERP / 経営管理

株式会社ピーエムティー

ERPを活用してものづくりを革新
事業の拡大を見据えた経営基盤が完成へ

3. 導入効果・展望 ものづくりに関わる意思決定の精度とスピードが向上

新システムは2016年8月から稼働を開始した。これによって、同社の生産管理は大きく生まれ変わった。ものづくりの現場の詳細な状況が可視化できるようになったため、意思決定の精度とスピードが大きく向上したのだ。

例えば、従来は正確な在庫量が把握できなかったが、新システム稼働後はほぼリアルタイムで知ることができる。原価計算の精度も上がり、ロスコスト管理によって不要な経費も見えるようになった。

ICT事業本部 ソリューション営業統括部 ビジネスソリューション営業部 西日本BS営業課 岡本 祐介

決算の早期化も実現できた。これまでは仕掛かり中の在庫などを正確に把握するのに手間がかかり、資産の算出に時間を要していたのだ。財務諸表を完成させるまでに、従来は期末から1か月を要していたが新システム導入後は2週間で済むようになった。この分、経営陣が早く意思決定を下せるのだ。執行役員の八木氏は「将来の事業拡大へ向けた経営基盤がようやく完成しました」と評する。

現場の社員の利便性も上がっている。データ入力の生産性が飛躍的に高まったのだ。同社では部品数の多い装置を一日に20~30件受注することもある。以前は大変多くの伝票処理(受注~購買まで)を1件ずつ手で入力していたため、3人で作業しても入力が追い付かない状況だった。しかし、新システム導入後はExcelからの取り込みを利用することで一括して登録ができるようになり、日中の作業で終わらなかったような仕事が約30分に短縮された。德渕氏は「品目マスタに構成部品や工程を事前に登録できるので、特にリピート品の取り扱いは格段に処理が早くなりました」と付言する。

同社では、システムを拡張することによって、さらに生産性を上げることを検討している。現在は、バーコードやハンディーターミナルなどを導入することを計画中だ。Infor SyteLineは、容易にカスタマイズできるので、こうした拡張でも外部のベンダに頼らずに済む。

将来的には、グループ内での連携を深めるため海外を含めた関連会社への展開も視野に入れている。グループでシステムを統一することが大きな目標だ。

取材時期:2017年11月
掲載日:2018年1月25日